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さて、今回もナナスさんが来てくださっています。 ナナスさんこんにちは。 前回は帰ってからお父様に怒られませんでした? |
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こんにちは。 怒られたというか、注意されちゃいました。 1人で勝手に外出するなって。 | |
――― | やはり・・・、申し訳ありませんね〜。 |
いえ、僕も楽しんでますから(笑) 今回は時間制限付きで外出許可を貰ってきたんだよ。 護衛にって、リックも付いて来てくれてるんだ。 ほら、あそこにいるでしょ。 | |
――― | あぁ、あの赤い長剣を持ってウロウロされてる方は ナナスさんの護衛の方でしたか・・・ えっと、それでは時間制限があるという事なので、 早速、予定通りアイテムの事をお聞きしたいと思います。 え〜と、まず[アイテム縮小機]という物についてですが、 ・・・それってどういう物なのでしょうか? |
その名のとおり、アイテムを縮小する装置の事だよ。 僕が魔法工学で発明した物の一つだよ。 そのアイテムの持つ効果はそのままに、サイズだけ縮小する事が出来るんだ。 |
――― | より多くのアイテムを所持する為に小さくする、という事ですよね。 う〜ん、すばらしい。 |
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でも、縮小機は万能じゃないから、縮小出来ない物もあるよ。 それに、縮小機を作動させる為の動力源として、GOLDも必要なんだよ。 |
――― | お金が必要なんですか? それはよ〜く考えて行わないといけませんね〜。 |
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そうだね、無駄のないように計画的に縮小機を使わないと、 お金がいくらあっても足りないね。 |
――― | あ、あと縮小出来ない物もあるっておっしゃいましたよね? |
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うん、基本的にあるサイズ以上には縮小出来ないものなんだけど、 最初からまったく縮小出来ない物が存在するんだ。 比較的役に立つ強力なアイテムのサイズが大きいんだけど、 そういう物にかぎって縮小不可能だったりして・・・ 発明した者としては結構悔しい思いをしてるんだ。 |
――― | あらら〜、強力なアイテムはたくさん装備出来ないんですね〜。 |
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あ、でも、最初から最小サイズの強力なアイテムも存在するんだよ。 いわゆる[レアアイテム]ってやつ。 それをGET出来れば、一番いいんだけどね。 お金も使わなくて済むし(笑) |
――― | [レアアイテム]ですか、それは確かにいいですね〜。 |
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アイテムは、モンスターが持っている場合が多いんだけど、 [異空窟]内に出現する宝箱には、いい物が入ってる確率が高いんだよ。 その肝心の「宝箱の中身が入っている確率」なんだけど、 宝箱がママトトに近づくにつれて下がっちゃうから、なるべく離れた所でGETしないとね。 みゅうたんは大いに役立つよ。 |
――― | なるほど、宝箱はなるべく遠い所にある時に、 みゅうたんさんでGETすると、メモメモ・・・ |
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それから、いらない物はドンドン捨てた方がいいね。 ママトトのアイテムを保管しておく倉庫にも限界があるから。 |
――― | 捨てるんですか・・・ でも・・・、やっぱり勿体無い気がしてしまいますね〜。 |
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[異空窟]の床に[異空穴]っていう名の穴が空いてるんだけど、 その穴はありとあらゆるものを飲み込んでしまう、恐ろしい穴なんだ。 で、その穴と同じタイプだと思われる穴がママトト内にあるんだ。 |
――― | そ、そんな恐ろしい穴がなぜ? |
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さあ? 父上は元からあったっていうし・・・ ヤモスは自分の[胃]だって言ってるけど、冗談だと思うよ(笑) |
――― | は、ははは・・・、[胃]ですか・・・ははは。 |
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でね、その不思議な穴の中にアイテムを捨てると、 原理はわからないんだけど、GOLDが出てくるんだよ。 |
――― | え!? GOLDがですか!! すごいじゃないですか! ゴミでもなんでも、いらない物を掘り込めば大金持ちですね!! |
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ゴミとかじゃダメだよ。 どういうワケか、ちゃんとしたアイテムじゃないとダメなんだ。 |
――― | ・・・ちゃんと食べ物の好き嫌いがあるんですか・・・。 |
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あはは、そうかもね(笑) たま〜に、[巫女絵馬]っていう装備ベースを拡大してくれるアイテムが 出てくる事もあるんだよ。 |
――― | GOLDだけじゃなく、アイテムまでも!? (う〜む、私もその穴が欲しい・・・。) その「装備ベース拡大」というのはどういう事なのですか? |
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装備ベースは各人のアイテムを装備する枠のサイズの事。 そこが一杯になるまではアイテムを装備出来るんだよ。 その枠を大きくしてくれるアイテムが[巫女絵馬]っていう物なんだ。 |
――― | ほう、その装備ベース拡大アイテムさえあれば、 最終的には皆さんが同じ量のアイテムを装備出来るようになるワケですね。 |
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そういうわけじゃないよ。 身体が大きくて力持ちの人は、やっぱり小柄で力のない人より沢山荷物を持てるでしょ。 ベース拡大アイテムを使う事で、個々の許容量は上がっても、 結局、限界値の差は埋まらないんだよ。 |
――― | なるほど、そりゃそうですね・・・ |
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大将、そろそろ時間ですね。 |
――― | うわぁっ、ビックリした! い、いつの間に後ろに・・・ |
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もう時間? まだいけると思うけど・・・ | |
走って帰るならまだいけるけど、 大将、ママトトまで走りきれないじゃないですか。 | |
あ、そ、そうだね。 ごめんなさい、約束を守らないと次がなくなっちゃうから、もう帰るね。 |
――― | えっ、あ〜そうですね。 次がなくなっては私も困ります。 どうも有難うございました。 |
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じゃあね。 | |
では、失礼する。 |
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さよ〜なら〜・・・・・・ 唐突に終わってしまいました。 しかし、次回がある事を約束して頂いたようなものですね、安心安心。 楽しみに待つことに致しましょう、それでは〜。 |
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