「秋か......
理由もないのに、ちょっともの悲しくなっちゃうな......」

「ぎんなんバルカン（ビシビシビシビシビシッ！）」

「あびゃびゃびゃびゃっ！！」

「正気に戻りましたか？　ナリカさん」

「ま、マドカ？　なんでバルカン？」

「この一大事に、季節の感傷に浸るようなマネはさせません」

「あれ？　ところで天使おば......アズエルさんは？」

「あ、アズエルさんなら、ほら、あそこのベンチに......」

「む？」

「はあ......秋......
秋は忘れていた、愛しさと切なさと心強さを思い出す......」

「栗ガトリング（チクチクチクチク！）」

「痛ったたたたたたたたーっ！」

「こんにちは」

「なぜ栗っ！？　それに効果音間違えてるでしょ！
今のはどう甘く見ても「グサ」だったわよ！」

「感じ方は、ひとそれぞれです」

「流行の芸人みたいな言い訳を......
ホント、都合の良いときだけ人間くさいわね」

「まあまあ、そう毒づかず。
私の話を聞けば、センチな感傷なんか月まですっ飛びますよ」

「なにがあったの、マドカ？」

「とうとう......とうとう......
『超昂大戦』の事前登録が始まったのです」

「えっ！　ホント！？」

「うわっ、ホントだ！
オープニングムービーも見られるわ！」

「うわーっ！　ホントだ～、みんなで見よ見よ！」

「ほう......よかった......
私、ワクワクしてきちゃった」

「そうですね。沙由香さんや私達たちだけではなく、
あんなにたくさんのキャラクターが出てくるとは。
電子決済のヒモも緩みそうです」

「うっ......ぐすっ......」

「どうしたの、アズエルさん？」

「わたし......出てる......出るんだ......よかった......」

「あはは、よかったねアズエルさん。
嬉しい涙は、たくさん流していいんだよ」

「あっ......でも、待って......ゲームに登場するって事は私も戦うってことよね？　このシリーズの戦闘服ってボディライン出るし、少しダイエットしたほうがいいのかしら？」

「大丈夫ですよ。アズエルさんはマニア向けキャラですから、ヘタに弄らず、そのままでいた方がファンも喜びます」

「マッ、マニアっ......なんだか、ぜんぜんホメられてる気がしないんだけどっ！？」

「まあまあ、アズエルさんはそのままで魅力的だから、自然体でＯＫだよ」

「そ、そう？　でも......ここだけの話、ちょっと体重が増えてるのよね......」

「ちなみに公式ツィッターアカウントも出来ておりますよ。こちらです」

「えっ！？　RTキャンペーンやってる！
対象ツィートをリツィートで、おにぎりくんさん描きおろしイラストのアクリルスタンドプレゼント！？」

「私はすでにRTしました」

「私もやっとこ！　自分のスマホで......ぽちっ、と」

「事前登録特典もあれこれありますので、
あとで登録ページをよく見ておくことをオススメします」

「うん、ありがとう。
そういえば、肝心のサービス開始日については聞いてるの？」

「詳しい日程は聞いてませんけど、予定は"１０月後半"と」

「そっかー、ホントにあと少しなんだ。楽しみだね」

「サービス開始まで、あと一ヶ月以上あるわね......それなら猶予はある！　私ちょっと走ってくるわっ！」

「ええっ！！　今からっ？」

「思い立ったが吉日よ！　さあ、よみがえれスマートボディ！」

「行っちゃった......」

「まあまあ、本人の自由ですし、事故にあったりしなければ」

「うん......がんばりすぎなきゃいいけど......」

「それでは、お待たせしましたがようやくスタートも見えてきましたし、このブログの更新頻度も上がりそうですね」

「だね、それじゃあユーザーの皆さん、また近いうちにブログで会いましょう！」

「ですです」