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クリちゃんと切り裂き君の闘神都市IIIちょこっと更新

第3回



クリちゃん

ぱうぱう、ご無沙汰さんなの。
クリちゃんなの。
しばらくお休みしてたけど、また場つなぎが必要になったみたい。
今回から、今年の闘神大会の出場者紹介をしていきまーす。


だから場つなぎとか言うなっての!
あー、有名選手から無名無期待の初出場者まで。
なるべく毎週紹介していくぞ。

切り裂き君

クリちゃん

「なるべく」? そんなの台本に書いてなかったよ。
あー、切り裂きくんってば、へたれなの。予防線を張ったの。

余計なことをばらすんじゃねぇ! 保険だ、保険。
じゃあまず紹介するのは、このカード。
「カリギュラ VS ワートナー」だ。

切り裂き君
クリちゃん

あれっ、この人たち、「キャラクター」のページにいなかったよね。
他にもまだまだ出場者が登場するってこと?

あー…そこらへんは、ほら、察しろ。

切り裂き君
クリちゃん

何を?

あー…

切り裂き君
クリちゃん

ねえねえ、何を?

うぐ、つまりだな…
うう、どうしたもんかな…いいのか?
メタ的なこととか言って。
いやでも、それもなあ…

切り裂き君
クリちゃん

ぱうぱう、ぶっちゃけ、
本編には登場しない人たちを中心に紹介していく、
お遊びコーナーみたいです。
期待しないで見てね!

オブラートに包めよ、このアマ!

切り裂き君


我はセクシー。我こそがセクシー。

カリギュラ byふくぽん

【カリギュラ】


漂泊の吟遊詩人、カリギュラ。
ナダテ芸術祭を始めとする各地のコンクールで「最もセクシーな歌声の主」として数々の栄冠を勝ち得た彼は、いつしか肉体においても、否、その存在の全てでセクシーを極めようと修羅の道へ踏み入った。
「聞け、エレオノール! 今や我が肉体に課せられた使命は、全人類を悩殺し、恍惚を与えることである、ラララ〜。それが叶うまで、私はこの歌声を封印する、ルルル〜」
「そんな…でも、私、お供します。もう一度カリギュラ様のお歌を聞ける、その日まで」
パートナーは、彼の歌が起こした奇跡で聴覚を取り戻した少女、エレオノール。
ローブを脱ぎ捨て、レオタードを着用し始めた歌わない吟遊詩人についていけるのは、彼女しかいない。



核熱の大魔法使い

ワートナー byTADA

【ワートナー】


ワートナーは、厳格な人柄で知られる偉大な魔法使いの一人であったが、ある時を境に人々の前から姿を消していた。
ある迷宮内で隠遁生活を送るようになったと言われる彼が、なぜ本年の闘神大会に出場したのかは不明。
圧倒的な破壊力を誇る大魔法「てぃるとうぇいと」は老いてなお威力を増していると噂されているが、それを受けて生還した者はいない為、真偽は不明である。
パートナーは黒いマントに身を包んだ謎の少女(?)で、常にその胸に強い魔力を持つお守りを抱いている。
少女の素顔を見たのは、今のところ受付のシュリ嬢のみらしい。



クリちゃん

吟遊詩人 VS 老大魔法使いだって!
詩的な戦いになりそうだね。

待て! 待て待て、吟遊詩人の方、
吟遊詩人改め変態じゃねぇか!

切り裂き君
クリちゃん

ワートナーさんも、変態じゃないとは限らないの。
引きこもりのお爺ちゃんが連れてきたパートナーって、
ミステリアスだよね。
もしかして世間に公表できないぐらい
[ピー]だったり[ピー]だったりするかも。

そこいらへんは、受付の審査を信じたいがな、俺は…

切り裂き君
クリちゃん

淡い期待は置いといて、次いってみましょー。
次にご紹介するカードは「チャネラー伊藤 VS ぶるま大使」

いいじゃねーかよ、淡い期待ぐらいしたって!

切り裂き君


宇宙が命じるんだ。俺に、「戦え」と。

チャネラー伊藤 byトン☆ヌラ

【チャネラー伊藤】


本名、伊藤タダタカ。
虚弱体質ながらも普通の青年として暮らしていた彼は、1年前、晴れた空を引き裂く紫色の雷に撃たれた。
その瞬間、彼は悟った──思い出したのである。
今日まで伊藤タダタカであったこの身は、大陸から28万7594光年離れた宇宙の果てに存在する大いなる意思【ントルェウシク】からの電波を受信し、人類を新たなステージに導く使命を負った歯車なのだと。
やがて彼は、同じく大いなる意思に導かれた銀髪の美少女、ユア=ヴイーノ=ンミス=ヨ=セライ姫と出会う。(本名、土田キミコ)
「伊藤よ、闘神大会に出場しなさイ。あなたは闘神になるのでス」
「かしこまりました、プリンセス。大いなる意思とプリンセスの仰せのままに」
万能の英知を受信して行動する彼は、あらゆる攻撃を完璧にかわし、指一本で相手を沈める急所を突くという。
いまだ虚弱な伊藤の体から繰り出される、一分の隙も無い攻撃は必見。



神は仰いました。ぶるまあれ、と。

ぶるま大使 by織音

【ぶるま大使】


ぶるまの家系に生まれた彼は、両親の顔をよく知らない。
なぜなら両親は常にぶるまを被って生活していたからだ。
だが彼は、それをおかしいと思ったことはなかった。
むしろ素晴らしいことだと思っていた。
何故なら彼もまた、生粋のぶるま教徒であったからだ。
しかし、そんな彼の身にもまた、「あの」宗教戦争の惨劇が降りかかった。
──スパッツ教との全面戦争。
母は「ジークぶるま」と叫びながら敵陣へ飛び込み果てた。
父は「我ら死すともぶるまは死なず」と高らかに訴えながら火刑に処された。
そして、幼いぶるま大使の背にはスパッツの焼印が捺され……ぶるま教は滅ぼされた。
それでも彼の信仰は失われなかった。
背負わされたスパッツの焼印を、より大きなぶるまの焼印で打ち消した時、彼にはぶるまの神の姿が見えるようになった。
彼はぶるまの奇跡の力、ぶるまじっくパワーを手に入れたのだ。
「ぶるま教の再興の為……わたくしと共に来てくれますか、少女さん」
「はい、大使さん」
パートナーは同じくぶるま教徒の少女、その名もぶるま少女。
可憐にして健康的、そこはかとなく淫靡な彼女に、考え直して欲しいような、そのままでいて欲しいような、複雑な気持ちを抱かされる観客(男)は多いと思われる。



…………

切り裂き君
クリちゃん

どうしたの? 切り裂きくん。

変態大会か!!

切り裂き君
クリちゃん

今週、たまたまじゃない?
それじゃあ、また来週〜。

まともな戦士、まともな戦士を呼べ!
ボーダー・ガロアを呼んでこーい!

切り裂き君
クリちゃん

また来週〜。