日本近海に大怪獣富嶽が現れ、帝さまが「神風の儀式」を行われたり、
帝さまが、ななななんと！　柴神様を提督としてご紹介くださったり、
それはもう！　それはもう！
帝さまの凛々しさとお優しさとお可愛らしさと、とにかくあらゆる素晴らしさを実感できる出来事があったのですわ！
だというのに……

またガメリカが理不尽な条約をつきつけてきましたわー！
こんなもの断ります、断りますとも！
えっ、「応じなくては全面戦争」……？
まだ中帝国を制圧しきっていませんのに？
早すぎますわよ、まだ５ターン目ですのよ！？
いったい何故……もう少し遅くに来るぐらいでいいでしょうに……
う、う、う、うーーーーーうぅぅ……
ええい、ですが、断らなくてはガメリカの属国になるのと同然なのですもの！
他に道はありません、開戦覚悟で反対ですわ！

これにより日本帝国は、ガメリカ共和国及び、ガメリカの同盟国であるエイリス帝国、オフランス王国と開戦することになりました。
ああ……帝さまがお心を痛めていらっしゃる……
そうですとも、本当は戦争などより、世界が平和である方が良いに決まっているのですから。
しかし開戦は避けられない……となれば、海軍長官たる私の仕事は、少しでも早く我が国を勝利へ導き、戦争を終わらせることですわ。

ん……東郷毅が宣戦布告直後の奇襲を提案しましたわ。
そうそう、大国に食い物にされようとしてる我が国が勝利する為に、実に妥当な提案ですわ！
私も同様のことを申し上げたいと思っていましたの。
我が国はむざむざ食い潰される弱小国ではないと思い知らせてやりますのよ！

そういった次第で、戦略フェイズではマイクロネシア星域とマニラ2000星域の天候が「奇襲作戦」になりました。
効果は「敵軍に限り　航空、レーザー攻撃不可」……
まー、これならこちらは叩き放題ではありませんの！　お得ですわ！
さっそく出撃、出撃――
あ、ああああっ！　我が軍の主力は南京モンに……
ア・バオワ重慶侵攻に備えて、南京モンにいるのでした！　なんてこと……！

う、く、うううっ……！　せっかくの奇襲……！
もったいない、もったいないですわーー！！
なんといっても、こちらだけがレーザー撃ち放題……
……や……やってやれないことはない、やもしれません。
ええ、決断しますわ、私！
送れるだけの艦隊をマニラへ送って、到達しようのない者は重慶へ向かわせます！

あ、その前に、ずっと忘れていた「造船」をして艦隊を強化しなくては……ですわね。

考えてみれば、今までは最初に余っていた駆逐艦をそのまま大原勝正に与えていましたわ。
なんたる失態でしょう、もったいないもったいない！
今後は、戦闘に期待できない治安改善要員には連絡艇を配備しておきましょう。

とはいえ、私にとっての今ターンは、重慶とマニラの同時侵攻という、かなりの難所……
なるべく多く駆逐艦を造り、マニラに向かわせるその他大勢提督にも配備しましたわ。
「フェイズ終了」を押して戦闘開始です、えいっ！！

まずはア・バオワ重慶戦から……はいいとして、ふ……福建原産動物……？
こ、これは……全滅特典が気になりますわ！
しかし今の我が軍には、そちらに割ける戦力は……
うう……うずうず……ああもう、サカナを集めたのですもの、ど、動物も！！
私が海軍長官なのですもの、ご意見無用ですわよ！

ええと、こちらの戦域に東郷毅を向かわせれば……
いえいえ、やっぱり東郷毅とリンファを同戦域へ向かわせて……
ああでもない、こうでもない……

そのイーグル・ダグラスの戦力は……と……
ひっ、なんですの、この数値は！！
で、でも、敵はレーザー攻撃不可ですもの……うまくすればいける、はずですわ！

くっ……う……このーっ！
田中雷蔵を狙うのはおよしなさい！！

はあ、はあっ……からくも勝利！！
帝さま、やりました！　私、やりましたわーー！！
うふふ、魚市場もこれで四つめ！
さあ、戦いの後の憩いのイベントフェイズは……

きゃ、きゃーー！　また桃色、桃色ですわ！
……ですが、これは……新しい出会いの予感……？
先の侵攻戦で被害を負いに負った我が軍としては、新提督を迎えられるかもしれないとあらば、そのぅ、選ばない訳には……はっ。

まー、案の定、ガメリカ軍のララー・マニィが登場しましたわ。
なんなんですの、こういうことになってから、初めてお互いの名前を聞くだなんて……
ふ、ふしだら！　ふしだらですわ！

マニィ「うふ……硬ぁい。ねえねえ、ニホン人が世界で一番硬いって本当？」

ひい、そんなこと私知りたくありませんー！

はあ、はあ……
こうしてララー・マニィを仲間に加えたのはよいのですが、他の面々はまあ見事に満身創痍状態ですわ……

だというのに、マニラ2000では初の反乱が！
星域「日本」と隣接したマイクロネシアでは、ガメリカ軍の侵攻準備が！
なんとか対処できましたが、我が軍は当面、侵攻できなさそうです……

……と、宇垣さくらが、ドクツ第三帝国、イタリン共和帝国との三国同盟を提案してきましたわ！
帝さまは、あまり乗り気ではいらっしゃらないご様子……
だというのに、またも海軍長官たる私に意見を求めて下さいました。
むむ……ここは当然、同盟反対ですわ！
やはり、帝さまの御心に沿うてこその海軍長官ですから。

そして後日、再び御前会議にて……
先日のマニラ2000での反乱にお心を痛められた帝さまが、「世界日本化計画」をご提案なさいました。

植民地にされることを喜ぶ国などありはしない。
皆が仲良くする為に、世界を一つにしましょう。
占領した国を植民地として扱わず、日本の一部として扱い、住人には日本人と同じ権利を与えて、一緒に国を作ってもらうのです。

……それが、帝さまの仰る「世界日本化計画」でした。
帝さま、なんとお優しい……！！
もうもう、私の心は賛成一択ですわ！　早く早く、選択肢を早く――

……え……
収入……激……減……？
今現在、我が軍の台所事情はとっても苦しいのですが……
激減……激減……激減……

でっ、ですが、ですが！！
帝さまがこうしたいと仰っているのですもの、それを叶えて差し上げることこそ東郷毅、もとい、私の使命！
えい、「賛成する」ですわ！

ひゃぅあああぁあん、少ない……！
う、うぅぅ、これも帝さまの為……！
今は苦しくとも、治安が改善していけば、きっと！
楽にな……なる……なるかしら……