服をまとっているのに、直に肌を滑る指の感触。 その動きはスンヤのもの。 いばらが骸の記憶を利用し、劣情を催させる。
その感触は生々しかった。 記憶だけでなく、躰が覚えている感触も再現されているのだ。
じわり、じわりと骸の躰の芯に灯がともっていく。
いばら「んっ…んんっ…」
それは骸だけではなく、いばらも同じなようであった。