しかし、すべてなんなく受け止められる。
骸が芙蓉の裏をかこうとした剣先は読まれ、悉く防がれる。
骸はそれ以上出来ないでいた。
芙蓉は元々、骸の剣術の師匠。
骸の手の内など骸以上にわかっている相手だ。
だがそれも随分昔の話。
あの時より骸は強くなっている。
それなのに…