闘神都市2
闘神伝承 葉月
作:勝     
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第2回戦 猛大人

闘神ダイジェストを見終わると葉月は魔法ビジョンのスイッチを切りベッドに

横たわった.ここは闘神都市内の宿屋の一室.闘神となったシ−ドが葉月の前から

姿を消してから一年.「シ−ドに会いたい」その思いは葉月を闘神大会へと

駆り立てた.一回戦の相手.ケイジン.カ−タ−を苦闘の末破って勝ち上がった2回戦

次の対戦相手に不安を募らせる「どんな相手でも僕は勝つしかないんだ」決意を

秘め葉月は眠りについた

2回戦当日、案内人のシュリと共に闘神コロシアム闘技場に続く廊下を歩く葉月

彼女の対戦相手を知るシュリは励まそうとするが言葉が見つからない..扉の前まで

案内すると不安げな表情を浮かべたままシュリは葉月に背を向ける.その背中に

「行って来るね.」シュリの心中を察した葉月は微笑を浮かべ言葉を掛ける

「はい.行ってらっしゃい」振り返り精一杯の笑顔を浮かべる

闘技場への扉が開く.葉月はシュリに背を向けると歩を進めた

「死なないで」シュリはつぶやく

「龍の門より出でしは.少女剣士瑞原葉月」レフェリ−がアナウンスする

葉月は歓声と怒号が包み込む闘神コロシアムの闘技場に立つ

その顔は不安を吹っ切り決意に満ちた表情をしていた.

レフェリ−が対戦相手を告げる

「鬼の門から出でしは.鋼の身体を持つ男.猛.大人」門が開き猛大人が出てくる

黒光りする肉体に褌だけの異様な姿に歓声に包まれていたコロシアムが静寂する.

猛.大人は闘技場に立つと葉月の顔を見て嘲笑を浮かべた

「試合開始」レフェリ−が告げる

葉月は剣を抜くと構える.それに対して猛大人は呑気に鼻ひげをいじりながら

「お前も剣士あるか?無駄なあがきやってみるがよろし」傲慢に言い放つ

猛大人の自信には裏打ちがあった.「奥義.爆裂筋鋼漢」黒色の肉体は文字道理

鋼と化していた.1回戦の相手は葉月同様剣士であったが猛大人の体に刃が立たず

無残に殴り殺されてしまった

「たとえ鋼の体でもこの一撃には」確信すると目を閉じ精神を集中させる

葉月の体が光に包まれる「奥義、瑞原天の剣」一閃が猛大人の体を包む

「そ、そんな」葉月の顔が強張る,猛大人は何事も無かったように立っていた

「くっ」あせりを感じた葉月は立て続けに奥義を放つ、だがその攻撃も猛・大人

にさしてダメ−ジを与えていなかった

「はあ.はあ」肩を震わせる葉月.奥義故放つ毎に精神と気の集中が必要としていた.

それを連発した事により葉月の体力は消耗していた

「無駄あるね.私にはそんな攻撃は通じないあるよ」下卑た笑みを浮かべる

「後1回」心の中で呟く.「奥義天の剣」は一日に10回しか撃つことしか出来ない.

だが猛大人の体には通じず.ましてや体力を消耗している状態では奥義たる威力は

出し切れない

「今度はこちらの番あるね」仁王立ちしていた猛大人は素早く葉月に近付き手を

伸ばすと葉月の胸当てを鷲掴みにすると葉月の体を片手で楽々持ち上げると

闘技場に叩き付ける様に放り投げた

「ううっ」衝撃の苦痛に体をくねらせ呻く葉月

「ふふん、なかなか良い眺めある」葉月の姿態を見て楽しげに猛・大人は言った

「きゃああ−」葉月は自分の姿に赤面し咄嗟に自身の体を腕で覆った、

胸当てはその身を纏うレオタ−ド毎剥ぎ取られ豊かな2つの双丘を晒していた

「ふひひ、裸にひん剥いてやるあるね」葉月に躙り寄る猛大人、

葉月は剣を持つ事も忘れ胸を両手で覆い震え上がる

女へと戻ってしまった葉月は闘う気力を無くし立つと猛大人との距離をとった

「鬼ごっこあるか、逃がさないあるよ」、ジワジワと追い込んでいく猛大人

葉月は闘技場に刺さる柱を背に遂に追い込まれてしまう

「もう逃げないあるか?降参すればこれ以上は何もしないあるね」嘘ぶく猛大人

「ま・ま・・い・・り・・・ま」葉月は恐怖心に敗北の言葉を低く呟やき始める

「女のくせに男に刃向かうとは女は男の言うとうりに従ってればいいあるよ、

何のつもりでここに現れたあるか馬鹿あるね」

葉月の言葉が耳に入らなかったのか猛大人は更に言葉を続けた、

だがその言葉に葉月の言葉が止まった

「何のつもり?」葉月は恋人であるシ−ドに会う為に闘神大会に出たのである、

優勝して闘神の称号を得てシ−ドと再会する為に

「僕は負けない」葉月は闘う気力を取り戻すと猛大人に対して言い放った

だが大勢は明らかだった唯一の攻撃手段である剣技を封じられた葉月に勝機無し、

観客ですらそれを理解していた

「ふん、塞がった両手で何が出来るあるか?、お・ん・な」勝ち誇る猛大人

「僕は女だ、でも闘技場に立てばそんなの関係ない、僕は剣士だ」

葉月は意を決すると胸を覆っていた両手をゆっくりと降ろした

闘技場の一部の観客が葉月の決意を揶揄するように喚声をあげる

「ごめんね、シ−ド」恥ずかしさに体が震えるが、悟られないように毅然とする

「生意気な女あるな、辱められても尚、剣士とほざけるかどうか確かめてやるね」

猛大人は葉月の剣を拾うと突進し、剣を振り下ろした

葉月は素早く攻撃をかわす、その斬撃は葉月の背後に有った柱を寸断する

「・・」猛・大人の力任せの攻撃の威力に戦慄を覚える葉月

「巧く避けたあるな」続けざまの横殴りの攻撃を葉月は伏せて交わした

鎧を纏ってはいるが猛・大人の攻撃には役に立ちそうにもなかった

骨絶つならば鎧ごととも言える猛攻を葉月は必死に交わし続ける

「ふん、ならばこれは交わせるあるか?」振り回す攻撃から突き攻撃に転じる

「くっ」一方的な猛攻に晒されていた葉月は息を乱しながらも必死に交わすが

剣先が鎧をマントを長い黒髪を掠め次第に追い詰められていく

「あああっ」ついに避けきれず刃が脇腹を掠めた、葉月は体勢を崩し倒れる

「うううっ」傷口を押さえる手が赤く染まり葉月の口からは苦痛の声を漏らす

猛大人は葉月の上に馬乗りになると両手を伸ばし葉月の胸を掴み爪を起てた、

「い・痛い」葉月は猛大人の手首を掴み引き離そうとするが、爪は葉月の胸に

食い込み血が滴る

「あっ、あああ−」柔肌を裂かれる痛みに葉月の目尻から涙が伝い猛大人の手首

を掴んでいた手の力が抜ける

猛大人は更に葉月の股間へ手を伸ばす、ミニスカ−トの中へ手が隠れる瞬間

僅かに体を浮かせた隙間を活かし体のバネを使い猛大人から距離を取り、

剣を掴むと荒々しく掴まれていた胸に手を添える

「無駄な足掻きを続けるつもりか、懲りない奴あるな」鼻ヒゲを弄り豪語する

「ハアアアアッ」剣を構え猛然と斬り掛かる、だが奥義すら通じない相手に

剣は弾かれるままであった

「いい加減にするね」猛大人は剣を握った葉月の腕を掴むと拳を葉月の腹に打ち

込んだ、衝撃に葉月の体が浮き上がる

「ごほうううっ」葉月は血を吐き出し耐えきれない痛みに体を震わせる

猛大人は葉月の首飾りを掴むと、再び葉月の腹に拳を打ち込んだ

「がはあっ」「ごほうっ」「ぐはあっ」

対戦相手を殴り殺した拳が葉月の体にめり込む、その度、体が撥ね血を吐いた

「ミシ」鳩尾への衝撃に葉月の体から歪な音が響く、

「今変な音したあるな、ここあるか」殴るのを止め鳩尾を指で押してみる猛大人

「嫌やああ−」ダメ−ジを受けた葉月は軽く押さえられただけで、痛みに苦む

「そんなに痛いあるか」猛大人は鳩尾に向かって膝蹴りを加えた、

葉月の体を押さえ、痛みから逃れられない様に

「ああううっ」「はあううっ」「ぐあううっ」苦痛の声を漏らしながらも

葉月は必死の思いで猛大人の膝を抱え込んだ

「何するあるか」猛大人は両手を組み葉月の背中に打ち込んだ

「がはあああっ」背中と胸に加わる2重の痛みに膝を抱えていた両手が下がる

猛大人は葉月の両腕を抱え込みえび反りの形で仰向けにすると膝の上に乗せた、

猛大人の拳が葉月の体にめり込む度、腰を突き上げ両足がピンと伸びる

その行為も葉月の反応が鈍ると、逆様にすると両足を広げ股を裂く

「ああっ、はあああ−っ」体を引き裂かれる痛みに葉月は悲鳴をあげる

「さっきまでの元気はどうしたあるか?」猛大人は葉月の体を片腕だけで軽々と

振り回し始めた、遠心力で葉月の意識が次第に遠のく

そのまま、柱まで一定の距離を詰めると葉月の体を柱へと叩き付けた、

猛大人の怪力により柱が砕ける

腰を叩き付けられた葉月はそのまま闘技場を転がり回る

葉月は腰に手を添え低く呻いた

「はあ・はあ」1回戦で痛めた箇所を更に痛め激しく胸を隆起させ苦悶する葉月、

葉月の視線に猛大人の足が映り込むと葉月の横顔に覆い被さり体重を掛けた

「うああーっつ」絶叫する葉月、振りほどこうと足掻くがびくともしない

「女にしては、なかなかあるな、だが所詮男には敵わないあるね」

葉月に侮辱の言葉を投げかける猛大人

「負けたくない、負けたくないよ」葉月の頬に悔し涙が伝う

「もう飽きたある、ここでお前を犯してやるある」

足を降ろすと猛大人は自身の褌を剥ぎ取る、醜悪な一物が葉月の視線に入る

「犯される」嫌悪感が葉月の体を引きずり猛大人から逃れようとするが

ダメージを受けた体は言うことを聞かず、足を掴まれてしまう

葉月の女を覆い隠す薄布ごと貫こうとする猛大人の鬼気に、もがき抵抗する葉月

「嫌あーっつ、止めてーっつ」不意に葉月の左手に装着されていた盾の先端が猛

大人の剥き出しの歯に当たった

「もがあっつ」足を掴んでいた手を離し葉月から離れ仰け反る猛大人、

「よくも、やったあるな」その口元からは血を垂らしていた

瑞原流奥義を受けながらもびくともしなかった鋼の肉体が、

ささいな抵抗でダメ−ジを受けたのである、

「もしかして?」確信を抱いた葉月は体を起こすと剣を拾い上げ立ちあがると

最後の気力を振絞り気の集中を図る、葉月の体が光に包まれる

「これで最後でももし外れていたら?」不安が過ぎるが躊躇してる間は無かった

「ぶっ殺してやる」まがまがしい形相を浮かべ猛大人が突っ込んでくる

「瑞原、天の剣」猛大人の拳が葉月の胸を抉る瞬間、

交差する様に剣先を猛大人の口膣へ突き刺した

「ぐっ」胸を走る痛みに目線を下げる、胸元が血に染まっていた

「ああ・僕死ぬんだ、もうシードに会えないんだ」静かに目を閉じようとするが

「馬鹿な」断末魔が響く、目線を上げると葉月の剣は猛大人の口膣を突き破り

後頭部を貫いていた、柄を握っていた手を緩めると猛大人の体はあお向けに倒れ

2度と起きあがる事は無かった

「勝者、瑞原葉月」レフェリーが勝ち名乗りを告げる、

その瞬間静寂だったコロシアムが歓声に包まれる

それに答え様とした葉月だが緊張の糸が切れ意識を失い倒れた、

葉月はシュリが見守る中、大会関係者の手でコロシアムから運び出された


PS:二回戦の相手が何故?とお思いでしょうが、シードはきっとクライアに
   逢うことが無かった(ハニワ聖戦士への道)のでしょう(笑)



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