「ユウキとくおんの初体験」

2.くおんの疑問

 くおんは呆然としながら、つぶやいた。
「あ…! ぼ、ぼくの体…どうなっちゃったんだろ…」
 とりあえず、他人に見られないように服のボタンを閉じて、自分の部屋に戻った。

 自分の部屋に戻ったくおんは、ユウキの不可解な行動が気になっていた。
 そして、いつしかユウキのことを考えていた。

(最近のユウキくんって、いつもと違うような気がする。
 女装してコンパに出たときも、終始落ち着かなかったみたいだし。
 そう言えば、あのときユウキくんの顔、赤みがかっていたなぁ。
 それに、ぼくが痴漢に襲われたときも、あそこまでしなくていいと思うし……。)


 しばらく考えて、くおんは自分の胸を見た。
 そして、またユウキのことを考えた。

(さっき様子がおかしかったのは、ぼくの胸を見たってことかな?
 だとしても、なんか変だよね? 
 鼻血は出すし、よそよそしく自分の部屋に入っちゃうし。)
 う〜ん……。
 ユウキくん、本当にどうしたんだろう?)


 しばらく考え込んでいたくおんは、一人の少女とのやり取りを思い出した。

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(以下、回想)


「光岡くんが女装して、薙原の様子がおかしかったら、相談して欲しいの。」
 コンパの直前、ぼたんがゴスロリ衣装をくおんに着せているとき、ぼたんはくおんに言った。

「え? なんで?」
 ぼたんの意図が分からないくおんは、きょとんとした顔で、ぼたんに聞き返した。

「何かしてあげられるかもしれないからよ。 とにかく連絡ちょうだい。」
 ぼたんは、淡々とした口調でくおんに言った。

 

(回想ここまで)
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「そうだ! ぼたんさんなら、何か分かるかもしれない。」
 はっとした表情で、くおんは思わずつぶやいた。
 くおんは、すぐさま携帯伝話を使って、ぼたんに電話をかけた。


 

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