「ユウキとくおんの初体験」

1.ユウキの目覚め

 額に汗をにじませたくおんは、よっぽど暑いのか服の胸元を開いた。

 ユウキが何気なく覗いたところ、くおんの胸には男のものとは思えない
ふくらみが二つ、まるで女の子のそれのようについていた。

 ユウキは、思わず、驚きの声をあげた。
「うわっ!? く、くおんっ、お、お前っ、むっ、胸がっ……!?」

 くおんは、慌てて、自分の胸を見た。
「えっ? えっ…?」

 そして、くおんも驚きの声をあげたのは、言うまでもない。
「うそ…なにこれ…も、もしかしてぼく、男の子じゃなくて女の子…?」

 それを見たユウキの鼻からは、鼻血が出ていた。

 ユウキの鼻血を見たくおんは、ティッシュを持ってユウキに駆け寄った。
「ユウキくん、大丈夫? ティッシュあるからコレで拭いて。」

 ユウキは、正直どぎまぎしていた。
 しかし、そんなことをユウキは認めたくなかった。
 だから、ユウキは少しでもくおんを意識しないように、くおんから目を逸らすようにした。 

 ユウキは、なるべくくおんを見ないようにして、ティッシュを受け取った。

 そして、ユウキは、気まずそうに礼を言った。
「あ、ありがとう……。」

「ご、ごめん! 俺、何も見なかったから! じゃあ!!」
 そう言って、ユウキは逃げるように自分の部屋に入った。

 部屋に入ってもなお、ユウキのドキドキが治まらなかった。
 ユウキは、うめくような声でつぶやいた。
「うう、さっきのは一体何だったんだ…くおんにいきなり胸が…しかもあんなに立派な……。」

 ユウキは、無理矢理、自分に言い聞かせた。
「いやいやいや! もう考えずのはやめよう! うん! アレはきっと見間違いだ!

どうやら、疲れているようだな。 風呂にでも入って寝るか。」

 ユウキは、風呂に入ってから、ベットにもぐった。
 しかし、どうしてもくおんを意識してしまって、ベッドの中で眠ることが出来ずにいた。

 

 

2.くおんの疑問