ウルトラ魔法少女まなな for Adult
「朝の散歩」

2.朝の目覚め

 翌朝、ヴァルが目を覚ましたのは、雀の鳴き声だった。

 (夢であればいいのに)とヴァルは思った。

 しかし、廃工場の中、全裸のままベッドに縛り付けられた自分、
そして精液が乾いたためと思われる全身のパリパリ感や
まだ残る秘裂の痛みが、悪夢のようなあの出来事が現実だったことを物語っていた。

 
「うっ、ひっく、ぐすっ、うわあああん……」 

 ヴァルは声の限り泣いた。

 その泣き声は、眠っていた生島達を眠りから覚ますには充分な大きさだった。

 
「ったく、うるせえなぁ。」

 生島以外の男達は口々にぼやく。

 しかし、生島だけはヘラヘラとしていた。

 「まぁ、そう言うなって。ねえちゃん、喉でも渇いただろ。水でも飲みなよ。」

 生島は、いつの間にか用意したコップ一杯の水をヴァルの口にあてた。

 実際に喉が渇いていたヴァルは、その水を飲み干した。

 生島は、ヴァルが水を飲み干すのを見届けた後、わざとらしく背伸びをして、
こう切り出した。

 
「さて、いい天気だから散歩にでも行くかぁ。」

 手下の男が珍しそうな顔をして生島に聞いた。

 
「あれっ、珍しいっすね生島さん、朝から散歩なんて。」

 生島はベッドに縛り付けられたままのヴァルを指さし、ヘラヘラしながら答えた。

 
「そうだな。こいつと一緒に散歩に行きたいもんでな。」

 そして手下に号令を掛けた。

 
「よし、行くぞ! お前らもついてこい!」

3.朝の散歩(前編)