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「せんせい……」甘く、鼻にかかったささやきが、耳の奥をふるわせた。
そろそろと、背後から回された手が、ひき締まった腹の前で交差した。
そのまま抱きしめられる。「あん……」
首筋に、押し殺すような息遣いを感じる。
「オレ……」背後の手が、そのまま上へと滑ってくる。
滑らかな脇の線にそって、ブラウスの手触りを確かめるように、這い上ってくる。
その先には、豊かな双丘が息づいていた。
ダイナミックなカーブを描く、その下の境界に。
きた。
「……だめよ」やわらかく、かすれた声でささやくと、背後の手は止まった。
その上に、白い手を優しく重ねる。
「それ以上は、だめ」ささやき声がききかえす。
「どうして?」そのまま時間が止まる。
お互いの体温を交換しながら、ゆっくりと息をする。
すぅ。
はぁ。
すぅ。
はぁ。
すぅ。すぅ。 はぁ。
すぅ。 はぁ。
すぅ。 はぁ。
いつしか、自分の呼吸と背後の呼吸が一致してるのに気づく。「あ……」
背後から、耳を舐められていた。
濡れた音と共に、再びささやかれる。「どうして?」
全身の力が抜けた。
背筋をふるわせながら、ようやく声を絞り出す。
「だって……私は……教師なのよ」
「知ってる」再び背後の手が、上昇を開始した。
力の抜けた手では、止められなかった。「そして……あなたは……私の教え子だわ」
「だから?」背後の手が、目的地に達し、ゆっくりともみしだく。
「ああっ」
「やわらかいよ、せんせい」背後の手が、ブラウスのボタンをはずしはじめる。
「だめよ……だめ……」
「なにがダメなの?」背後の手を押さえながら、ふるえる声で諭そうとする。
「だめよ……あなたの将来が……一時の感情に押し流されないで……」
「オレは本気だよ」ブラウスの下から、青い下着に包まれた球体があらわれた。
上にずらされる。
ぷるん、と2つの白い球体がまろびでた。
「ああっ」絶望的な叫びをあげた。
背後の手が、素早く乳輪の中心をつまみ上げる。
躰が、びくびくっと、痙攣した。「せんせい、感じてるんだ?」
「そんな……こと……ない……」
「じゃあ、これはどういうこと?」背後の手が、タイトスカートをまくり上げた。
ストッキングを、引きずりおろす。
その下からあらわれた青い下着は、分泌液で変色していた。
背後の手が、下着の中に侵入し、ぬるぬるの淫裂を指でなぞった。
「はぅぅぅぅ……んっ……」
立ったままのけぞった耳に、背後からささやかれる。
「好きなんだ、せんせい」
好き。
躰がふるえた。
「はうっ……はぁぁぁぁぁ……」いつの間にか、スーツは脱がされていた。
教卓に手をつき、脚を逆Vの字に開かされている。
淫裂を、硬いものがなでた。
「えっ?」頭を振って、必死に声を絞り出す。
「だめよっ……それだけはダメ。
今なら、まだ間に合うわ。
なにもかも、なかったことにして、
明日から普通に……」「イヤだ!」
激しい拒否の声が、木造の教室に響いた。
「どうしてそんな事をいうんだよ。
オレは、せんせいが好きなんだ。
せんせいも、オレが好きだって……」
「落ち着いて。
私も、あなたの事が好きよ。
でも、世の中には、どうにもならない事があるわ。
いつか、あなたにふさわしい、素敵な女性が……」「そんなのイヤだ!
オレは、せんせいが好きなんだ。
せんせいじゃなきゃ、イヤなんだ!」
「高校生にもなって、聞き分けのない事を言わないで……」教師という高みから見下ろされて、生徒は追いつめられた。
やぶれかぶれのように、叫ぶ。「そうさ。
どうせ、せんせいからみれば、
オレは聞き分けのないガキさ!」
「そんなこと……」
「……だから、我慢なんかしないんだ!
できないんだ!」
腰をぐいとつかまれる。
豊かな尻肉に、指が食い込んだ。
「あっ、待って!」
「せんせぇっ!」ずにるるるるっ
「はあああああああぁぁぁぁぁっ」満たされる感覚に、長く、うめき声がもれた。
「ううっ、せんせぇっ!!」背後から、若々しい下肢が、白い尻を突き上げる。
揺れる胸を、背後の手がもみ上げた。
「あうっ……だめっ……だめっ……」
「ううっ……うっ……うっ……」激しい息遣いが、誰もいない校舎に響く。
しばらくして、二人に限界がきた。
「ああっ、せんせいっ……オレ……もう……」
「いいわっ……きて……
いっしょに……いっしょに……」
「ううっ」
「ああああああっ」
二人は同時に達した。
「ああああっ、柳瀬君っ、柳瀬君ーーーーーーーーーーーっ!!!」
「ああああっ、高円寺先生ぇーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
二人は、ぱたりと床に重なって倒れた。
無意識のうちに抱き合う。
互いに躰をまさぐり、キスの雨を降らした。
やがて、二人は寝息をたてはじめた。
教室に、静寂が戻った。
「…………」
不意に、がらりと、教室の引き戸が開いた。
小柄な影が教室に入ると、持っていたタオルケットを二人にかける。「ごくろうさまでした」
二人にささやくと、教室のすみに転がっている台本を回収した。
「……背徳の女教師 禁断の許されぬ恋 第一章……」
表紙の文字を読むと、マドカは嘆息した。
「恭平さんも、マニアックな……」
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