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「わたしが……このレイミアフラストが……
エスカレイヤーを倒したのだ!!!」レイミアは高笑いを放った。
悪が勝利し、
正義の敗北が決定され、
神すら顔を背けたであろう、その時。
小さな奇跡が起こっていた。
高笑いを続けるレイミアの声が、不意に途絶えた。
震えるように、膝をつく。
「……あっ」切なげなため息と共に、レイミアは胸を押さえて前のめりになった。
豊かな乳房がまろびでる。
その先端が、意識のない恭平の口に含まれていた。
「ああっ……」形のよい眉を八の字にひそめ、レイミアは切なげに恭平の頭をかき抱いた。
虚ろな目をした恭平は、まるで指が勝手に動いているかのように、女体の感じるポイントを次々と発掘していった。
人間の体は神秘に包まれている。
例えば、気絶した筈のボクサーが、そのまま無意識に戦い続け、見事に対戦相手をKOしたという実話がある。
厳しいトレーナーの元で、何千回と繰り返した技は、ボクサーの体に刻まれて残る。
その機能は、危機に際して自動的に発動する。
訓練次第で、人間の体は、自動機械と化すことができるのだ。
その瞬間、人の身に、神が宿る。
ああ。
なんということだろうか。
気絶した筈の恭平の手は、そのまま無意識に熟れた女体をはい回っていた。
マドカの厳しい監視の元で、何千回と沙由香をイカせた技が、体に刻まれて残っていたのだ。
その機能が、身近に女体を検知した時、自動的に発動したのだった。
自動機械と化した恭平の身に、神が宿っていた。
快楽に貪欲になった沙由香の躰さえも、日に2回、瞬く間に絶頂に導く凄まじい技が、うぶなレイミアを相手に炸裂した。「あっ……あああああああっ……あああああああああああああっ……」
誕生したばかりで経験のすくないレイミアフラストにとって、恭平の指は信じられないほどの快感を呼び覚ます麻薬だった。
「あっっ……こっち……」
レイミアは積極的に、恭平の指を導いた。
欲望の化身たるフラストの本能のままに。
「あっ……そんなっ……そこっ」恭平の指が乳房をほぐし、谷間の湿地を求めてはい回った。
「あぁっ……ぁぁぁぁっ……」
口から涎を垂らしたレイミアは、固いものが自分の入り口をなでたのを感じた。
神の宿った恭平の躰は、正しくレイミアの急所を貫いた。
快感が、レイミアの脳天を直撃した。「ああああっ!!」
ピン、と背筋を伸ばして達したレイミアは、風の鳴る音を聞いた。
「ディーペスト・スカー!!!」
ぶしゅうっ!!!
レイミアの首が宙に飛んだ。
首を失っても、レイミアの体は快感にしばらく痙攣し、やがて
どう
と恭平の上に倒れた。
「ななか、びくとりぃ!!」
レイミアの死と、恭平の無事を確認すると、手甲をはめた少女は、紅い髪の少女の方へ振り向いた。
「終わりました、お姉さま。
これからどうします?」紅い髪の少女は、答えなかった。
青い目が、未だに女体をまさぐる恭平を射抜いていた。
首のない女体の背中を優しく撫で、脚を絡めて腰を押しつける。
「……恭ちゃん……っ!」
引き結んだ唇が、わなわなと震えていた。
稲光が閃いて、沙由香の顔を照らし出した。「ひぃぃぃぃぃぃっ!!!」
沙由香の形相に、ななかは腰をぬかした。
「……莫迦っ」
つぶやく沙由香を残し、ななかは、はいずって逃げ出した。
ダイラストの戦闘員を全滅させた少女が、恐怖に震えていた。「ぎゃああああああああっ」
恭平の悲鳴が聞こえてきた。
沙由香がまだ変身したままなのに、ななかが気づいたのは、その時だった。
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