大悪司大悪司IF戦鬼

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第17幕・・・「嬲り殺すの殺すと書いて、殺と言う、」



 イコマ、とあるビルの屋上、



 ?「貴女は誰ですか!!!・・・言いなさい、撃つわよ、」

少女の構えるStG(シュトゥルム ゲーヴェアー)44の銃口が長髪の女性に向けられる
長髪の女性は思う、

 ー『StG44は小柄な彼女が持つにしては、不釣合いな代物だな、』ーと



 遡る事数分前、



悪司達、奉仕青年団がイコマのわかめ組を落としていた時、無形神はイコマの地区を
見渡せる様なビルの屋上に佇んでいた、この屋上はフェンスも無く風が通り抜けるので
意外と心地よかった、そんな所に佇みながら無形神は辺りを見渡していた

 −『悪司達の勝ち、か・・・人員に予定外の者が混じっておるがまあ良いじゃろう、』ー

美しい銀髪を風になびかせ、目を瞑り笑みを浮かべる、

 美奈祁『御主の目論みの通り、事が進んで嬉しいか、ぬへ、はしゃぐのは構わんが
     表の表情に出てしまうのでな、程々にしておけぃ』

 ぬへ『ふふっ、済みません、それではドロドロの人間関係を動かして場を盛り上げますか、』

 美奈祁『楽しみすぎて、足元すくわれぬ様にな・・・』

 ぬへ『はい・・・心得ておりますよ〜』

無形神がその場を離れようとした、その時、

タッッッッッ!!!!

後ろ側の屋上の場所に一人の少女が降り立つ、そのゴスロリの格好と目立つツインテールの
髪型から誰だか一発でわかる・・・そう・・・彼女は・・・

 綾音「ふぅ〜兄様〜♪来ちゃいました〜ぁ♪、流石に最後の垂直な壁を駆け上がるのは
    疲れちゃいましたけれど・・・・・・・・・って・・・誰!!?」

綾音はいつもの調子で途中まで話していたが、ようやく話している相手が違う事に気づいた、

 綾音「おかしいなぁ?、確かに兄様の気配を感じたのに・・・」

頭を傾げ頭上にクエッションマークを出して悩む綾音、そんな彼女に、

 美奈祁―『ほう・・・我の気配を感じたとは、良い贄を見つけたな、ぬへも・・・
        だが・・・躾がなっていない様じゃ、少し、ぬへとこやつには罰を与えよう、』―

美奈祁はぬへにも悟られない様に考えると、自らの口を開く

 無形神「ぬへに言われた通り、ちゃんと待ってたほうが良かったみたいね、綾音ちゃん、」

美奈祁が軽く言い放つ、

 綾音「そうなのかなぁ・・・やっぱりそうしたほうが、良かった・・・」

美奈祁の言葉に納得しかけた綾音だったが、突如、殺気を込めた眼で美奈祁を見つめる

 綾音「何で、私の名前を知っているの、貴女と私は初対面よ、それなのに・・・」

綾音の不思議がる様子とは関係無い様な状態でいる無形神、ふと綾音が何かに気付く、

 綾音「!!!・・・そのコート、兄様と同じ物・・・」

 無形神「世の中には同じ様なモノが幾らでもあるものよ、」

 綾音「そう・・・なら・・・何故、兄様のコートと同じで、右のポケットの上の部分が少し
    ほつれているんですか?、」

無形神は綾音に言われた所に触れる。

感触から解ったが、確かに少しほつれていた様だ、

 無形神「あら・・・確かに、綾音ちゃんの言うとおりね、洞察力あるわね・・・」

 綾音「誤魔化さないで!!!、」

綾音がそう言うと先程まで背負っていた長細い包みを、解きながら無形神に向ける、
その中身は!!!、

 無形神「StGアサルトライフル・・・」

 綾音「貴女は誰ですか!!!・・・言いなさい、撃つわよ、」

綾音の構えるStG44の銃口が無形神に向けられる、

 無形神「そんな物を持ち歩くなんて、ぬへと妙なところで気が合うじゃない・・・」

 綾音「質問に答えて・・・!!」

 無形神「嫌!!!」

美奈祁に予想外の答えをハッキリと言われ、目が点になる綾音、だがすぐさま殺気だった眼に
戻る、

 綾音「へぇ、言うじゃない、どうなっても良いんだ・・・」

ある限りの殺気を込め綾音が言い放つ、そんな様子とは関係無く、美奈祁が言い放つ、

 無形神「どうなっても・・・か・・・如何にか出来るのかしら!?、『兄様』の目の前では
     猫被りな綾音ちゃん・・・」

 綾音「私は兄様以外には馴れ合う必要は無いわ、それと聞きたいようだから教えてあげるわ、
    貴女は殺さないで虫の息程度に生かしといてやるわよ、兄様の事を聞かなければ、
    いけないから、大丈夫よちゃんと生きている事が辛いくらいまでの状態で
    生かしといてあげるから、」

 無形神「へぇ・・・面白い事いうじゃない、それならやってみたら!?、兄馬鹿!!」」

その言葉に綾音は引き金を引いた、無形神に向けフルオートの一斉掃射が放たれ、
銃声が鳴り終わり、StGの全弾が無形神の身体に命中した筈だったが、

 無形神「無駄よ、そんなの当りはしない」

無形神はそう言い放つと眼前で握っていた掌を開く、すると金属音を立て何か黒いものが
零れ落ちた。

見ると、それはアサルトライフルの小口径弾だった、

 綾音「う、嘘・・・」

 無形神「嘘ではないわよ、そして・・・」

全ての言葉が言い終わる前に、無形神は綾音の眼前まで一気に迫る、音を立てず、
まるで雷の如く、そしてStGを綾音の手から払い落とすと胸の合間の辺りを軽く押す、
それだけで綾音は後ろに飛ばされ地面に倒れる、綾音は胸を抑え呼吸を必死にしようとする
だが明らかに呼吸が出来ていなかった、

 綾音「アウッ・・・ウッ・・・ハァハァ・・・ウッッ・・・」

 無形神「どうやら、無事の様ね、これが常人だったら間違い無く、心臓と中の臓器(モツ)
     は確実に破壊されていたから・・・さて・・・コレ位にしといてあげましょう、」

そう言うと、左手で綾音の両手を持ち、そのまま持ち上げサウンドバックの様に吊るし上げる

 無形神「さて・・・綾音ちゃんには、我々の存在を認識して貰おうかしら、『無形神』とは
     どう言うモノなのかを・・・見ていなさい、」

そう言うと無形神は変化し始める、目を逸らさせない様に綾音を掴まえたままで、



 同時刻 フナイ駅前



少女は歩く、目的の場所へと・・・しかし・・・彼女は何故歩くのか・・・

 少女「迂闊だったな・・・まさかあのバスが最終だったとは・・・まぁ歩けば良いか、」

少女はメモ片手に繁華街の闇へと消えて行った



 同時刻、イコマ、とあるビルの屋上、



私の目は彼女に向いていた、呼吸も儘ならず私は吊るされ、何も出来なかった、

 長髪の女性「さて・・・綾音ちゃんには、我々の存在を認識して貰おうかしら、
       我等『無形神』とは、どう言うモノなのかを・・・見ていなさい、」

この言葉と同時に彼女は私の目の前で変化をし始めた、顔も肌も体格もまるで粘土の様に
ぐにゃりと変わり、まるでB級のホラー映画を見ているようでした、

 無形神「目を逸らさないとは流石と言うべきか・・・我々は本来の形を持たぬ存在、
     それ故に何かを形作る事はあるがね、『無形神』の名の通り我々には完全な形
     は無いわ、あるとしたら何十、何百もの意志が集まって、一つの強大な存在を
     作りあわさっただけの事、ただそれだけ、だから私は私であって私ではないは、
     そして・・・・・・」

その時、先程まで綺麗な女性だった声が変わっていき、そして私のなれ親しんだ声になった、


 無形神「・・・もし自身が判らない様ならこう考える、自分の存在なんてあやふやな物さ、
     だから我は自身をこう言うよ、『我思う、故に我は有り』てねぇ、」

そして眼前の顔も・・・その顔は・・・

 綾音「に・・・兄様・・・ッ!!」

 無形神「よりによって、美奈祁様に喧嘩売るとは、流石に私でも庇いきれなかったよ、」

兄様はそう言うと、優しく私を地面に立たせてくれた、だが私は腰が抜けてしまい、
地面に座ってしまった、

 無形神「あらら・・・大丈夫かい綾音・・・って原因は私か、・・・」

兄様はいつもの調子で話してきて下さるだけど・・・

 無形神「どうやら、美奈祁様の『躾』がきつ過ぎた様だな・・・ダンマリになっちゃった、
     綾音・・・綾音〜〜!!」

兄様が右頬を優しく叩いて気づかせてくれようとしている、それで私はようやく言葉を返せた、

 綾音「あ、あれ・・・アレは兄様なんですか・・・それに美奈祁って、そ、それと・・・」

それでも私は混乱したままだ、そんな私に兄様は・・・

 無形神「そう私だ、そして・・・美奈祁様も他の数多の存在も含め、私『無形神』だ、
     騙した覚えは無い、綾音は聞いてこなかった、そして、その刻では無いと、
     そう判断し、黙っていた・・・失望したか?、」

 綾音「そ、そんな・・・」

 無形神「失望したのなら、それでも構わんさ・・・記憶を全て削除し、元に近い状態で
     戻してやる、私はまだ、慈悲深い方なのでな・・・さぁ・・・どうする、
     この神か化け物か分からない様な、まぁ化け物と感じていると思うが・・・、
     この私に付いて行くか、離れるか、二つに一つだ、」

兄様は私に『人かそれ以外か』、その二つの提案を持ちかけてきた、だが私は口が開かない、

   甘美な提案を乗せられた天秤それが私の心の中で揺れる、

   確かに兄様は素敵で私には過ぎた兄様でした、如何なる刻も暖かさを授けて下さる、

   でも兄様の立つべき場所は人ならざる世界、人ならば喰らわれ死すだけ・・・

 ー『考えなんて必要無いですわ、分かってますわよね、答えなんて』ー

そうでした・・・私に考える必要は無かった、既に答えは出ていました、
誰かは分からないが言われた言葉に、私は納得しました。

 無形神「答えが出たら、また私の前に姿を現せ、私はこの場を去らなくてはいけないのでね、
     その時までに答えを出せば良いさ、」

そう言って兄様は後ろを見せ何所へか行かれようとしていた、私の足と腰はうまく動かない
けれど、それでも、一生懸命動かし、私は兄様の背中に抱きつきました、
でもそれが精一杯、もうこれ以外の事は出来ません・・・

 綾音「待って下さい、まって・・・」

この手を放さない様に私は、今出来る限りの力を込める、

 綾音「兄様・・・この身体も血も全て兄様の物です、兄様の為なら私は・・・」

 無形神「気持ちは分かったが、綾音はどうしたいんだ、」

 綾音「離れたくない、兄様と一緒に居たい、、、」

 無形神「そうか、ならば共に歩もうか、」

兄様は私の手を放すと膝の裏と背中に手を回し抱き上げてくれました、
そして、そのまま私達は、夜の街へと消えました、胸の高まりを感じ、
兄様の温もりに浸りながら、



 サカイ わかめ組組合所



静まり返っている組合所に、電話が鳴り響く、辻家 晴子はその電話を素早く取ると
落ち着いた様子で相手と話す、

 晴子「それで、首尾はどう、」

相手の話を聞いて居た時、急に晴子はピンと殺気立つ、

 晴子「そう・・・分かったわ、私達は今からそちらに向うからそこで待機していなさい、」

そこで電話を切る、晴子の様子は明らかに生き生きしていた、そして周りを見渡すと、

 晴子「今、電話で報告が入った、イコマが悪司達の支配下に落ちたそうよ、私達はこれから
    予定通り、イコマに攻め入る、全員行くぞ!!」

晴子がその様に声を掛けると、その場に居た組員が全員、意気込む、晴子は数時間前に、
言われた事を思い出していた。

 ー『あ、そうそう、今日の夕方辺り、奉仕青年団がイコマに攻め込むと思うから、貴女の
   恨みを晴らすなら、そこがチャンスよそれを逃がしたらもう無いかもしれないから、
   部下を集めて置いた方が良いわ、貴女が行こうと私は知らなかった事にしてあげるから
   何の気がれもなくやって来たら・・・』ー

 晴子(「あの女の言った通り、悪司がイコマを落とした、これで恨みを晴らす事が出来る、
     見ていろ悪司、あの時の事を一生後悔させてやる、」)

晴子の姿は、何とも言えない禍々しい物が憑いていると、そう感じられる様なものであった、



 クロモン 住宅街



夜の住宅街、そこは静寂に包まれていた、そこに突然上から一人の男がいきなり登場した、

 無形神「さてこの辺りでいいだろう、綾音、もう一人で立てるだろ、」

そう言って腕の中から綾音を降ろす、少しふらついたりもしたが何とか立てる様だ、

 綾音「えぇ、兄様、何とか」

二人で、そのまま軽い運動がてら歩いて行く事にした、綾音がふらふらしながらも、
先を行き何とか行ける、そう感じた矢先、

ドンッッッ!!!

先を行かせていた綾音が路地の曲がり角で誰かとぶつかった、綾音とは同等位の大きさ
だったのか両方とも同じ感覚で同時に尻餅を付いた、

 綾音・誰か「「痛つっっっ!!!」」

二人とも、頭を抱え蹲る、面白い様に動きが合っている、相手が綾音と同じ位の女の子
と分かると声を掛ける、

 無形神「お嬢さん方、大丈夫かい」

 綾音「何とか・・・痛ッ!!・・・兄様ァ〜!!」

 ?「ふむ、こちらも何とかな・・・」

 無形神「ほら、掴まって、」

無形神の手に掴まり二人が立ち上がる、

 無形神「済まなかったな、うちの綾音がとんだ粗相をしてしまって、」

 綾音「エッ!!!・・・ちょ・・・ちょっと兄様・・・」

 ?「いや、互いにぶつかったのだから、こちらにも被はある、こちらこそすまなかった、」

向こうは頭を軽く下げ謝る、

 無形神「それなら、これで手打ちにしよう、互いに悪かったという事で、」

 ?「それもそうだな、ところでセンリに行くにはこの道で良いのか!?」

そう言って無形神達の後ろ側を指差す、

 無形神「確かに、合っているが何所に行く気だい」

?「それを聞くのか・・・まぁよい・・・私の甥に会いにな、」

 無形神「そしたら、君、山本さん家の縁の者でしょ、」

 ?「ほう・・・何故そう思う、」

 無形神「そんなTMM、もしくはMSの角みたいな眉毛しているのは、山本さんの所に
     しかいないでしょ、」

 ?「確かに、この眉毛は親父殿に似ているからな、しかしTMMとは何だ!?」

 無形神「『タクティカル・モビル・マニュピレーター』の略、まぁ・・・これは置いといて、
      悪司の助っ人として来たなら、センリに行くより、イコマの方に行った方が良い、
      丁度今、抗争してるから、そこで逢えると思うよ、」

 ?「ふむ、そうか、付いたとたんに、この有様か、退屈しないようだな、ここは、」

無形神はコートの中をゴソゴソと漁るとある物を取り出す、

 無形神「えっと・・・あった、ほれ、これを持って行きな」

その言葉と共にコートの中から半分が布に包まれたStGが出てくる、

 ?「ほう・・・」

少女は驚きの表情から興味を持つ様な表情へと変わっていった、

 無形神「君なら、格闘戦タイプと言うより火力で押す遠距離タイプだろうし、持って行って
     損は無いさ、まぁ、こちらの不手際で予備のマガジンは二ケースしかないがね」

 ?「良いのか、」

少女はStGを受け取ると怪訝そうな目で見る、

 無形神「良くなければ、渡していないさ、まぁ一つ頼みがあるんだ、」

 ?「成る程、それが狙いか、」

無形神は綾音の頭に手を乗せ、優しく撫でる

 無形神「狙いと言う程ではないさ、なに、この子の友達にでもなってくれないか」

 ?「それぐらいなら、構わないが、」

 無形神「なら、よろしく頼む、な、綾音」

綾音に相槌を打つが当の綾音は何故か恥ずかしそうに、もじもじしている、

 綾音「よ・・・よ・・・よろしく・・・」

 ?「こちらこそ」

相手の方はあっさりと挨拶をし返す、こうも正反対だと面白いものがある、

 無形神「綾音がおどおどしているので代わりに答えさせてもらうよ、この子の名前は
     長門 綾音、少しじゃじゃ馬だが私の可愛いレディだ、」

肩から手を通し自身の腰に抱き寄せた、それだけで綾音は頬を染める、

 綾音「に・・・兄様ぁ・・・」

 ?「私の名前は岳画 殺、殺すと書いて殺と言う、よろしくな、それと私を呼ぶときは、
   殺ちゃんで良い」

 綾音「・・・よろしくね・・・、殺ちゃん」

 無形神「成る程、『嬲り殺すの殺すと書いて、殺と言う、』か・・・ふむふむ・・・」

 殺「うむぅ・・・まぁ別に良いが・・・さて・・・、そろそろ行くか、」

 無形神「悪かったね引き止めて、ちなみにその道を真っ直ぐ行って、二番目を左、そして
     三つ程行ったら右に、そして少し歩いて行けば分かるさ、」

 殺「真っ直ぐ行って二番目を左に、そして三つ程行ったら右に曲がり、そして少し歩く・・・
   か・・・良し・・・ありがとう、お陰で道が分かりそうだ、それではな、」

軽く頭を下げ殺は去って行った、

 無形神「さて・・・我々も行くか、」

 綾音「・・・はい、兄様・・・」

無形神たちも踵を返しカネシタに向かおうとする、

 無形神「あの子は綾音と同じ位の年齢だったな・・・上手くいけば春から同じ学校に
     通いそうだな、楽しくなりそうじゃないか、な、綾音」

 綾音「冷静に考えて、なぜ私が中○生なのかが不思議です、だって連立方程式やその他諸々
    問題なら軽く解けますのに・・・」

 無形神「儀式の時に綾音に知識を積み込んだのは私だからな、確かに必要無い、だが、
     学校では人生を生きるのに必要な事の基礎を習う所だ、科目を頭に詰めるだけの
     勉学なら塾などに行けば済む、だから学校に通わせる、と言ったところかな、
     それに、その背で18歳以上だと言っても信用してはくれまいさ、だからな、」

 綾音「だからって、中○生は無いですよ!!、せめて高校○にして下さい、」

 無形神「伏字が入る様な言葉を連呼するのは止めなさい綾音、これはもう決まった事だ、」

 綾音「でも・・・」

 無形神「二度は言わない、」

 綾音「はい・・・」

そうして二人は歩いてゆく、

 綾音『本当は友達なんか必要無かったのに・・・でも、殺ちゃんか・・・何か気が合いそうだったな、』

 無形神『さて・・・彼女はうまく行くかな・・・』

其々思惑を胸に秘めながら・・・、



数十分後、 イコマ



わかめ組の支部を落とした悪司達、奉仕青年団、
制圧後は何事も無かった様に処理し、今現在、青年団の監視の下、このイコマは奉仕青年団の
支配下に置かれ、そして、元わかめ組の支部だった所に現在奉仕青年団が陣取っている、

悪司は元愛が居た部屋で、軽く横になり休んでいた、

 悪司『あ〜、暇だな・・・何か暇つぶしになるのは・・・ねぇか・・・』

ゴロゴロと転がりながら、考え事に耽る、悪司は先程の戦いで対して戦っていなかった為、
体中の体力が有余っていたそれ故、休もうにも対して休めなかったのだ、女をコマそうにも
丁度いい女は居なかった為(森田 愛はミドリガオカに護送、奴隷三人娘はミドリガオカ待機
鮮血看護婦は性格がアレなので悪司が拒否、)暇だった、
そんな所に大杉が入って来る、

 大杉「若、お休みのところ失礼致します、」

 悪司「どうした、大杉」

 大杉「今、斥候から入った情報ですが、ここにわかめ組の者が攻め返しに来るようです、」

 悪司「あと、どれぐらいで来る、」

 大杉「はッ、後数分かと、」

 悪司「よっしゃ、面白ぇやってやろうじゃねぇか、」

悪司は横になっていた身体を起すと、広間に向う、喜びに満ちた顔で、



さらに数分後、



イコマの元わかめ組支部に数台の車が滑り込んでくる、急ブレーキをかけ止まると
見計らった様に中から組員が出てくる、その後に辻家 晴子が悠々と出てくる、
そして彼等を囲むように奉仕青年団の面々も路地の影の影から出てくる、
晴子はその中に見知った顔を見かけ怒りの表情で声をかける、

 晴子「悪司!!」

 悪司「おう、誰かと思えば晴子じゃねぇか、相変わらずだな、」

 晴子「えぇ、そっちこそ・・・それは置いといて悪司!!あの時の怨み晴らさせてもらうわ、」

 悪司「なんだ、俺の体が恋しくて、駆けつけて来たんじゃねぇのか、」

 晴子「貴様!!、」

晴子が腕を上げ前に降ろすと、わかめ組の組員が悪司達奉仕青年団に向って突進しようとするだが

 ??「私も混ざらせてもらおうか、」

誰かの声が掛かり、次の瞬間、突撃ライフルの銃声が木魂する、すると
わかめ組の組員が乗ってきた車の燃料タンク部分に銃弾が炸裂し大爆発を起した、
爆風により組員の数名が火に包まれる、

 ??「ふむ、どうもこういうのは使い馴れないせいか上手くいかんな、」

StGのマガジンを代え、再装填する少女、その動作にはあまり慣れていないのか上手とは言えないが
然程手間取らず出来た様だ、

 晴子「き、貴様!!・・・邪魔するな〜〜〜!!!」

晴子は傷を受けた左肩を押さえ叫ぶ、少女はその声に反応し声をかける、

 少女「すまんが、敵の指図は受けんのでな、」

道を一歩一歩、歩む少女、その異様jな光景に、皆呆然と見ていた、
そして少女が悪司達奉仕青年団の側まで来ると

 少女「ふむ・・・お前が悪司か、すぐに分かった」

 悪司「お嬢ちゃん、何者だ!?」

 少女「そっくりだな、」

 悪司「誰とだい?」

少女は唇の端を柔和に釣り上げた、

 少女「親父殿と!!」

 悪司「親父殿〜〜〜〜〜〜!!?」

悪司の声が高々とイコマの街に響き渡った!!

 少女「ともかく、今は目の前の敵を打ちのめす方が先決なのでは、」

 悪司「あ、あぁ、そうだな・・・お前ぇら!!行くぞ!!!」

悪司の声に皆正気を取り戻す・・・そして・・・
これにより奉仕青年団とわかめ組の戦いが本格化してゆく、

時に35年3月1週の事であった、



一つの生み出した存在の歪みが起した歪は歴史を変え別の時の流れへと刻々と形を変える



あとがき

どうも、南部14式拳銃のガスガンが欲っし〜いと感じ、買うか買わないか本気で悩んでいる
ぬへです・・・(然程深刻では無いが、と思いきや本気で悩む男)
抗争に行き着くまでが恐ろしく長いくせに、ゲームの展開的には早過ぎる、と思っている
今日この頃・・・翌々考えてみれば、調教団3人組をどうするかちょっと困っています、
いつの間に居たのか、って感じで存在させるか、普通に登場させるか、難しいトコロです、
まぁどうにかするしかないんですがね、(笑)
「次回、大悪司IF戦記、第18幕[最強の叔母]です、こうご期待、!!」