![]() | 大悪司IF戦鬼 |
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第13幕、、銀髪の女神 わかめ組本部の近くの路地、 美奈祁「それでは行きますか、楽しい、楽しい、お祭りに、」 美しい銀髪の長髪を風になびかせ黒いコートを肩に羽織りスーツに身を纏うその姿は、 現代の女神に相応しい姿であった、 裏路地を出る、 表通りを優雅に歩くその様は脇を通り過ぎていく者も歩みを止め降り返る程である、 所変わって、 わかめ組本部内、 本部の中は困惑で一色に染まっていた、 『神尾派壊滅』 その報はわかめ組の全ての組員に知れ渡った、上層部だろうが末端だろうがその知らせに、 誰もが驚いた、神尾派は武道の達人クラスは一人も居ないが資本力と兵隊の持つ質においては 組のトップクラスであった、抗争時ならば、組員の一人一人に銃が支給されその気になれば、 トラックの荷台に機銃や対戦車ライフルを搭載して闘う事も出来たのだ、 例え襲撃されたとしても、襲撃グループは一階を制圧しても二階に攻め込んだ時点で神尾派の 反撃にあい、撤退を余儀なくされるのが普通なのだが今回は違った一人残らず殺され、血の海を 築いたのだ、おかしくない筈が無い、 そしてこの日わかめ組の上層部は緊急招集を掛けられ、ここ、わかめ組本部に召集していた、 わかめ組本部内広間 組長、市橋 蘭を始め、わかめ組の女幹部と男子数名が参列していた、サカイ地区の森田愛、 イコマ地区の辻家晴子、ナンコウ、クロモン方面の幹部も集まっているが一つだけ空席がある、 わかめ組員の幹部、加賀 元子の席である、わかめ組では彼女の生死の確認が取れていない為、 行方不明の扱いのまま保留となっている、 蘭「さて、今日みんなに集まって貰ったのは他でも無いよ今後のわかめ組の状況についてだ、 悪司の帰ってきたのをからきりに、数日前に傘下の奴等が殺られて、それから、 カネシタでの元子の失踪、そして昨日の神尾派の壊滅、まぁ神尾は管理地域ごと勝手に、 独立したからあのねずみ小僧は始末する手間が省けたがねぇ、これ等を聞いてどうだい、 皆何かを思わないかい、、、、」 蘭がその様に言うが誰も切り出してこない、愛以外は、、、 愛「姉さん、、、神尾の奴、恵まれない人にお金を振舞ってたんですかぃ、、、、」 、、、、、、、、、、、、、カァ〜カァ〜(←カラスの鳴き声) 蘭「、、、、、、、、、、『ゲシッッッ!!』(←蹴りを入れる音)、、、阿呆ぅ、、、、 アタシが言ってるねずみ小僧は妖怪の方だよ、妖怪の、、、、あのこすズルイ奴、、、」 蹴られた鼻を擦りながら愛は答える、 愛「成ァ〜る程ぉ、そうでやんすか、、、これまた御失態を、、、すみやせんでした、、、 それで、、、姉御、、、今の話、結局何が言いたいんでやんすか、、、、、、、」 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、ブチッッッッ!!!(←何かが切れる音) 愛の一言に部屋に沈黙が訪れる、そして沈黙を破った何かの音と共に風が愛の顔の横を、 通り過ぎる、その後に愛の右頬に赤い線ができ、そこからたらりと血が軽く流れる、 蘭「愛〜ッ、、、そんなに的になりたいんだったら、、言いな、、、サボテンも真っ青な位 小刀を突き刺してやるから、、、、ねぇ、、、、ほ〜らぁ、、、」 小刀を懐から取り出し指の間に挟む蘭、明らかに蘭の顔には殺気が篭っていた、 静かに揺らめくように青い炎が目の奥で揺れていた、そんな様子に、、、、、 愛「ま、ま、まっっ、、待ってくださいで、、や、、やんすよ、、、こ、これ以上何も 言わないでやんすから、、、」 愛はがたがたと振るえ蘭の様子に脅える、、、その様子に蘭も納得したのか落ち着いた、 蘭「まぁ、、、もういいよ許してやるさ、、、それでさっきの話に戻るよ、あたいらの組の 前でこんなに好き勝手にされて、あたい等、わかめ組舐められてんだよ、それでも いのかい、、、えぇッッッ、、、、」 蘭は怒りで机を叩く、その音で組員はびびってしまう、 蘭「良くないに、決まってるだろ、舐められないようにはどうするべきか分かってんだろ あたい等の世界は『顔』を売ってるんだ、悪司一人ぐらい始末できないから、どこの誰 とも分からない奴に舐められるんだよ、これ以上許せないね、今までお情けのつもりで、 準備が整うまで待っててやったが、もう止めだよ、波崎、柴屋、あんたら全員ナンコウ クロモン地区から手を引きな、今はそんな地区気にしてる余裕は無いよ、両方各人員は 2手に分かれてサカイ、イコマ地区に集結、指示を待つ状態にするよ、 そしてあたい等は悪司を殺るよ、あれもコレも悪司の野朗が帰ってきてからだよ、 何もかもおかしくなったのは、もうこれ以上おかしくなったらあたい等は、 世間の笑いものだよ、だからこれ以上、あたい等は手を拱く訳いけないのさ、 分かったかい、、、!!!!」 一同「「へいッッッッッ!!!!!」」 蘭「攻めるのに後どれ位、架かるんだい、、、」 蘭は一人の幹部に目線を向け尋ねる、 エリートヤクザ「へい、、、頭(カシラ)戦力と配置その他諸々早く見積もって、 あと3週間で、全てが済みます」」 蘭「遅いよ、、、、せめてあと2週間で終らせな!!!、、、」 エリートヤクザ「ヘいッッッッ分かりやした、」 部屋の中にいる全員が意気込む、日頃から貯めに貯めてた鬱憤を晴らす絶好の機会なのだ、 意気込まない訳が無い、 その時、 一人の男が慌てて部屋に入ってきた、部屋の中に居た組員全てが部屋の来訪者に目を向ける 組員「た、、、大変です、、、、、ぞ、、、賊が、、、、」 その言葉に、一同が驚いた、、、、、、 十分程前、 わかめ組本部正面玄関前、 そこに一人の女性が立っていた、 (美奈祁「さて、、、、どの様にして入りましょうか、、、」) (ぬへ「それはノックして中に入るのでは」) (美奈祁「ノックして入ります、、、、か、、、、、、、」) (ぬへ「美奈祁様、今面白い事を企んだでしょ、」) 無形神は門の前に立つと、にやりと笑みを浮かべ、、、そして、、、、 (美奈祁「軽いノックですよ、軽い、、、」) 次の瞬間、ドンと構えてた門の扉が切り落とされ幾つもの木片に変え地面に落ちる、 一斉に落ちる木片の音が五月蠅く響く、 (ぬへ「ワンダフォ〜ゥ!!!物凄く派手だよぉ、、、コレ、、、」) (美奈祁「やるからには、面白く行くべきであろう、、、ぬへ、、、」) 無形神が扉の瓦礫を乗り越え本部の中に入る、物音を聞き付けて来たのか何名もの組員が 駆けつけて来る、 組員1「なぁ、、、、なんだぁ、、、」 組員2「カチコミか、、、、、」 組員3「ど、、、どうした、、、」 駆けつけて来た組員はその状況に我が目を疑った、何故か門の扉が切り落ちていて そこには誰もが目を引くような美人が優雅に歩いているのだ、余りにもおかしすぎる光景に 誰もが何も言えなくなっていた、無形神は組員の間を通り堂々としながら本部の中に、 入ろうとする、だが、、、 組員1「ちょ、、、、、、ちょっと待った〜〜〜〜〜〜ぁ!!!」」 その声に他の組員も我を取り戻したようだ、無形神は一応、その声で止まる事にした、 (ぬへ「残念、、、、、上手く行きませんでしたね、、、」) (美奈祁「誰ですか、、、せっかく良い所だったのに、、、」) 組員1「おい、、、そこのアマ、この、わかめ組に何の様だ、」 無形神は溜息をついたかと思うと再び歩みだす、 組員2「こ、こら、兄貴を無視す、、、、、」 横に居た組員のチンピラが無形神の肩を掴もうとするだが、、、 シュッッッッッッ!!!、、、、、ボカッッッ!!! 掴めなかった、組員2が掴もうとすると素早く後ろに回られそのまま拳銃のストックで組員2の 後頭部を叩かれて気絶させられたのだ、他の組員もこれには驚いた、そして、 無形神「汚い手で触らないでくれるかしら、貴方方のような客人へのもてなしも出来ない ような下っ端に私は話す余裕が無いのよ、それよりこの組の責任者に合せてもらう から、さっさと案内ぐらいしなさい、それぐらい出来ないの、、、?」 この言葉にはさすがに組員もキレた、 組員1「手前、言わせておけば、この売女、ひん剥いてこの場で犯ってやろうか?あぁぁん」 組員の卑猥で下衆な言葉に、、、、 (美奈祁「、、、、、、、、、、、、、、、、、、」) (ぬへ「美奈祁様!!、、、全力は使わないで下さいよ、、、厄介な事になりますから、」) (美奈祁「、、、、ぬへ、、、それならば、彼奴の平常心を奪う言葉を教えぃ、、、」) (ぬへ「わ、、、分かりましたそれなら、、、、、、、、、、、、、」) 一言も返してこない女をみて組員が答える、 組員1「おい、、、黙ってないで答えたらどうだ、、、」 ぬへが存在意識の中、横耳を入れる、 (ぬへ「黙れ、この愚図がよくまぁそんな汚い言葉が出るな私を犯す以前にそんなお猪口に 美奈祁「、、、黙れ、この愚図がよくまぁそんな言葉が出るのう私を犯す以前にそんなお猪 上手く収まる様なちっちゃいナニ満足できると思っんの!?自惚れるな、、、」) 口に上手く収まる様なちっちゃいナニ満足できると思うてか!?自惚れるな」 組員1「な、、、、、」 組員は言葉が出なくなっていた、止めとばかりに無形神が言葉を続ける、 (ぬへ「否定でもしてみるかい、、、出せねぇだろ、この腰抜け、、、フンッッッ」) 美奈祁「、、、否定でもしてみるか、、、出せまい、、この腰抜けが、、、フッ!」 組員1「て、、、手前〜〜〜ッ!!!ブッ殺してやる、おいオメェ等このアマ殺すぞ、」 男は我慢の限界に来ていた、殺気を込めた言葉で目の前の女を見る、だが、、、、、、 無形神はは微笑む、それだけでその場の空気が冷え込んだ、眼が微笑んでいない、 世の中にこれ程、狂気を誘う笑みは珍しいものである、、、 無形神「殺してやる、、、だと貴様等が、、、面白い冗談ねぇ、ふふッ、笑わせてくれるわ、 貴様等のような愚図どもが、お前等のような四,五十年しか生きていないような、 餓鬼共に、何周期もの永き刻を越えた、この私は殺せませんわよ、、、 貴様等には格の違いを見せて差し上げましょう、この、、、、三下ッ、、、、!!!」 肌おも凍らせるような風が吹く、 そしてその場に居た組員やチンピラの首が刎ねる、 いや首だけでは済まない体中の至る所を、輪切りにされている者も居る、 そして一斉に彼等の体が地面に落ちる、 彼女は何も動かしていない、それなのに構成員は斬り殺された様にバタバタと死んでゆく 彼女が微笑んでいる、だが、嘲笑とも失笑ともつかないような不透明でにごつた笑みは、 悪意と殺意に染まった、狂気の塊りであった、、、 無形神「このくらい避けきれるようになったら、『殺してやる』って言葉使った方が良いわよ、 まぁもう口も聞けないでしょうがね、、、そちらの後ろの方で武器を構えた皆さん、 来ないんですか、仲間を見殺すって私、好きでは無いのですけど、」 他の者は恐怖に脅え、前に出ることも背を向けて逃げる事も出来ない、 臨戦状態のまま硬直している、 無形神「武器を持ち相手の前に立つ事、その意味を判っているのなら、 その最後の二つも判りますわよね、 『降参をするのなら武器を地面に捨てる、』 『戦うなら武器を持ち相手の前に立つ、』 それを知らなかったとは言わせませんわよ、、、、」 無形神は腕を上げ残った者に向けると腕を下ろした、 無形神「塵芥と化せ、、、」 バサッッッッッッッ!! 残っていた者は全て、体中の至る所を輪切りにされ、血漿とだだの肉塊になった。 その場は血と死臭の生臭い匂いで支配された、一面は紅の色で染まり、そこに銀髪の女神が 佇む、それには有り得ない事のはずの光景が、ひどくも美しくそしてとても似合っていた、 一人取り残していた者が居た、腕を切り落とされ血を流し恐怖に脅えている、 その男に対して振り向き、その男を見る、男は更にパニックに陥り、背中を見せて這ってでも 逃げようとする、そんな光景を目にしてか無行神は溜息をつくと腕を上げる、 無形神「ふむ、、、哀れじゃのう、、、今楽にしてやろう、、、」 そして彼は、、、、、、、、、 ?「ちょっと待ちな、、、、、、!!!」 誰かの声に邪魔をされ男を殺し損ねた、邪魔した声のした方を見る、 (美奈祁「しかし、、、我々はよく邪魔されるのう、、、、」) (ぬへ「確かに、、、、これで何度目か忘れましたけど、、、、、、」) 無形神「何方かしら、、、救済を施して差し上げる所なのに、」 蘭「どうやるかは聞かないけれど、目の前で手下殺られているのを黙って見てられない からねぇウチの組の敷居を跨いだんだ下手に勝手な事をされても困るんだよ、、、」 無形神「それならば一言詫びましょう、ですが、客人に無礼な対応、罵声の雨霰、 挙句の果てにはこちらへの戦闘行為、その様な事をしでかす部下を始末して 差し上げたのですから、そちらの手間も省けたのだし、礼の一言ぐらい仰って も良いのでは、、、危うく組の品格を失うなう所でしたわよ、、、」 無形神は顎をしゃくってそこらに散らばる死体を見せる。 等の本人と脅えきっている男しか真意を知る者は居ないので殺しの件については、 蘭は何も言いかえせなかった 蘭「、、、、それならコッチも言わせて貰うけど、コッチはアンタを呼んだ覚えは無いんだ けれどね、、、」 無形神「確かに、呼ばれた覚えは無いわ、でも尋ねて来る者を追い返すような無節操な組 なのかしら?ここは、、、」 蘭「それは違うね、、、まぁそれは置いといてそれで、アンタは何の用で来たんだい、 コッチは忙しくて軽い用件ならお断りだよ、、、」 蘭が冷やかな目で無形神を見る、その目には敵意が浮かぶ、 無形神「あら、、、いきなり本題、、、まぁ良いわ、、、私の名は、、、美奈祁とでも 申しましょう、これでも傭兵を営んでおりますわ、そちらの組の状況を聞きました のでキョウから参りましたわ、」 蘭「コッチの事情を知って傭兵が来ると言う事は雇われたい、て訳かい、」 無形神「ご名答、、、それでこちらの実力は、、、この状況を見て頂ければ分かりますよね」 無形神は右手を広げてそこらに散らばる死体を見せる、 蘭「確かに、、、言うだけあってエグイ殺り方だけど、腕はたつようだね、、、それで いくらで雇われたいんだい、」 無形神「そうね、報酬は一千万、前金で五百万、成功の暁には残りの五百万でこの様な形で 良いわ、」 その場に沈黙が訪れる、、、、 蘭「結構、取るじゃないか、えぇ、、、」 無形神「月、六百万とか掛けてダラダラと二、三ヶ月掛かるよりマシな筈よ、それに、 これでも安くしてあげた方よ、」 蘭「分かった、アンタの様な強いのが来てくれるなら心強いからねぇ、雇わせて貰うよ、 これから宜しく頼むよ、、、美奈祁さん、、、」 美奈祁「こちらこそ、、、」 無形神は笑みを浮かべながら挨拶する、その笑みには何か別の真意が込められている事に 今は誰も気付かない、 否、知る筈が無い、正に神のみぞ知ると言った所である、 あとがき さぁコレで手札が揃って来ました、未だに足元を備える悪司、情けを止め動こうとする、 蘭達、わかめ組、そして謎の動きをする無形神、いよいよ物語はわかめ組抗争編へ、、、 次回から、、、、、、無理ですね、、、、15幕、16幕辺りになりますね、ハアッ まぁ頑張っていきますよ、、、(笑) それでは、、、また、、、、 ちっちゃい次回予告 綾音「兄様、、、兄様は何を企んでいるのですか、」 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 悪司「お前は、何がしたいんだ、、、、」 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 元子「悪司、、、本当にそうだと思うの、、、」 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 「次回、大悪司IF戦記、第14幕[抗争への道]です、こうご期待、!!」 |
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