大悪司大悪司IF戦鬼

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第5幕、Face to Fact



   フナイ地区裏路地



ある男を捕まえる為に男達は構えていた。

 エリートヤクザ「おいそろそろだ、全員気を抜くなよ」

 子分達「「ヘイ、兄貴、」」

ヒュッッッ

その時、幾数本の何かがエリートーヤクザの体の横を擦り抜ける、

 エリートヤクザ「な、、何だ、、何があった!」

その問いに誰も答えない。

 エリートヤクザ「おい、返事を、、、」

言葉を出しかけたが、その光景に言葉を止めてしまった、
先程まで生きていた筈の子分は大量のナイフに突き刺されていた、
一人一人、喉や額、心臓に確実に一人一本突き刺さっていた。

 エリートヤクザ「何でだよ、、、畜生、、こんな事って、アリかよ、、、」

 ?「コレが現実なんだから、アリって事だな、」

突然の声に、あわててその声がした方向に銃を向ける、振り向くと声の主も同じ様に銃を向けていた、
裏路地に居た鳩が飛ぶ、その光景は正に。

 無形神「J・ウ〜の世界だな、、、鳩まで矛盾して飛び立ってたし、、、まぁ、、、、、
     何故、すぐに撃たないのか?と言う疑問点に辿り着く、が、、、、」

 エリートヤクザ「う、五月蠅い、五月蠅い、黙れよ、」

バンッ

銃声が木魂する、

 無形神「だが俺はスグ打つ、躊躇うなんて事は長い人生の中で数回しか無いからな、」

結局、無形神は『奇襲に来た本隊を潰した、』筈だが違和感を感じた、

 無形神[「オカシイ、数が少なすぎる、コレではまるで別働隊の様だ、否、規模としてみても、
      別働隊だな、、、、それでは、本隊はあっちか、」]

ババババババババン

考えがまとまったと同時に、連射された銃声が木魂する、

無形神は血相を変えて駆け出した。







 無形神「コレで邪魔にもならないし怪我する事も無いだろう、」

そう言って人の気配が消えた、何か布を被されてるみたい、私はソレを取り除く、
そして目にした光景は廃れた裏路地だった、

            『ココワ、ドコ?』
            『ワタシハダレ?』
          『アタマガ、スコシ、イタイ!!』

私は、軽い頭痛に襲われていた、そして記憶がパズルのように、バラバラだった、
全て断片的にしか思い出せない、『喜び』『怒り』『哀しみ』『快楽』
色々な記憶がごちゃ混ぜになっている、ワカラナイ、分からない、分からない

              (「よろしくな__、」)
     (「可哀想な__もういいんだよ我慢しなくても、泣いても良いから、」)
            (「もういい、もういいよ、」)

誰かの声が聞こえて来る、その声はとても心地よく、とても懐かしい、感じがした。
  誰の声?、何でこんなに心がときめくの、ダレ、教えて、私ワカラナイの、

  (「_様、_様、見て、こんなに綺麗に咲き誇っているわ、」)

  私の声?でも、_様って誰、思い出せないよ、
頭を撫でられた、感覚がした、

  「兄様、思い出した、兄様よ、何時も私の頭を優しく撫でてくれた、兄様だわ、」

  [なら兄様は何処?、ドコニイルノ、]
辺りを見回す、だが何処にもいない、一人きりだ、その時、足元にカバンがあることに気付く、
   [ナニこれ、]

             (「ソレ返してくれねえかなぁ、」)

            (「はい、確かに、返してもらったぜ、」)

   [亜ァ、これ兄様のだ、兄様のなら兄様の元に返さなきゃ、]

そう思いカバンに手を掛けたとき滑ってカバンを落としてしまった、
カバンの中身はどうやら散らからずに済んだようだ、その一つが目に入った、
銀色の光を放ち、『殺人の道具』『兵器』その様な存在の筈が、彼女の目にはとても美しく感じた、
   [シルバーメッキタイプのルガー、いや、殆どの部品が純銀製ね、綺麗]
彼女はルガーのグリップを握り、銃にマガジンを装填し、スライドを引いた、
銃は握った事無い筈なのに体が覚えているように動いた、
その動きでもう1丁のルガーにも同じ動きをさせる、
   [どうしてこんな動きが出来るのだろう、これを持って居ても違和感が無いなんて、でも、いいかぁ]
彼女はカバンのちらかった荷物を(札束が主だが、)しまい、彼を、『兄様』を探しに行こうとした。

その時、

 エリートヤクザ「覚悟しな、、、、ちッ、、居ないか、あのメガネ野朗、」

 チンピラ「兄貴、こっちには居ませんぜ、」

 エリートヤクザ「探せ、奴はこの近くに居る筈だ、」

 ドスヤクザ「へいッ!!!、」

 チンピラ「あの、兄貴」

 エリートヤクザ「何だ、」

 チンピラ「それなら、そこに居るお穣ちゃんに聞けば良いんでは、」

 エリートヤクザ「何!!!居たのか!!!、」

少し、『カチン』と来た、

エリートヤクザ「お譲ちゃん、ここいらにメガネのスーツ着た男けえへんかった?
        ち〜っと背ぇ大きいの、」

首を横に振る、こちらも知らないのだ、知っていようがこの様な奴に教えられない、

 エリートヤクザ「ホンマにか、、しゃあない、あの野朗絶対に逃がしゃぁへんで、
         ココまでコケにしおって、カバンの中身一つでも使ってたら、、、
         タダじゃあ済まさへんでぇ、」

ココで一っ気になった、『メガネのスーツ着た男』『カバン』それらの単語が一つの答えを導き出した。
   『兄様!?』
答えは確信に近い、おぼろげだが兄様は背が高かった眼鏡もしてたようなぁ、、
そして『カバン』恐らくコレの事だろう、男達が必死に捜してるなんて、
このカバンの中身なら納得できるからだ。

彼女は、一つの事を考えていた『兄が何故このような事に、』と考えるのが普通なのだが、彼女は違った、
   [コイツ等は、兄様に酷い事をしようとしている、兄様を私から遠ざける、
    、、、云わば、邪魔者だ!!、ユルセナイ、、、、、、、、それなら、、、
    、、、、、、、、、、、コ、ロ、シ、ち、ゃ、え、、、、、、、、、、、]
彼女は今まで塞いでた口を開き確認するかのように尋ねた、

   「ねぇ、アナタ達の探している人、見つけたらドウスルの、ヤッパリ、コロシちゃうの、、、」

いきなり今まで無口だった少女に質問され、男達は驚いた

 エリートヤクザ「いきなりやなぁ、そりゃ、、なぁ、わい等の世界でやるとしたらアレしか無いしなぁ、」

そのとき子分の一人が気付いた、

 チンピラ「あ、兄貴、あの餓鬼のカバンはあれじゃぁ、、」

小さな声で子分が兄貴分のヤクザに伝えた、

 エリートヤクザ「な、ッ、餓鬼、そのカバン」

その言葉と共に再び少女は口を開いた、

   「なら、死んじゃえ、、、、兄様を、貴方達の様な不粋な虫けらに奪わせない、、、、、、、」

その声と共に彼女はカバンの中から2丁のルガーを一瞬の内に取り出し、
息もつかぬ間に撃ちつくした、

ババババババババババババババババババンッッッッ、、、、、

銃声が止んだ途端、その場に人が倒れる音と、彼女が放ったカバンが地面に落ちる音が響いた、

                  そして

   「お兄様は、私だけの愛しき人よ神だろうが悪魔だろうが、連れて行かせはしない 、」

彼女は迷いの無い眼でそう言い放つ、
その言葉の後に、その場に倒れ崩れた内の一人が動いた、

   「あら、まだ動けましたの、しつこい人って人に嫌われるんですよ、知ってまして?」

生き残ってた女は声を口に出さず脅えた様子で震えていた、

   「しかも無視、酷いですね、、、、そういう人嫌いですわ、」

彼女は這いつくばってた女を足の爪先で蹴り飛ばした、女は腰を討たれ横に転がっていく、
女は這いつくばりながらも必死に逃げている『彼女』から、
女は恐怖に駆られ、這いつくばる女は、
何時の間にか先程撃たれ時に落としてた銃を這いつくばり悟られないように
そして銃を取ろうとしただが、その手の上に、にこやかに、少女が足を勢い良く下ろした、
女は声にならない悲鳴をあげた、

   「甘いですね、こちらが気付いていないと思います?
    大抵の人って逃げ道を作ったら、
    そこに逃げるものなんですよ、それが罠とも知らずにね、」

少女は満面の笑みで女が取ろうとした銃を付き付けた、
『セーフティを外し忘れた』その様な間違いは犯さない動作で、

   「それじゃ『さようなら』ね、」

バンッッッ、、、、、、

言葉を言い終わると引き金が引かれ、そこで全てが終った、

   [兄様、、、、あいたい、、、、会いたいよ〜]

心の中で再び泣き始めてた、
だが、その考えもその場の静寂を乱す音に邪魔された、

   [足音、誰か、来るのね、こいつ等の仲間でしょうけど、殺すだけ、お兄様には手出しはさせないわ、]

足音は後ろから聞こえてくる音の様子からすると一人の様だ、
一人ならば顔を見てから殺すか、その考えが纏まると同時にその場に音の主が出てきた。

 無形神「こいつは、、、」

無形神は驚いた、その場には銃で撃たれたと思われる、ヤクザの屍が幾っも転がっている、
コレを誰がやったのか不思議に感じた、だがその考えも、屍の真ん中に佇む少女に目が行った、
少女は銃を構えているその銃口はこちらに向かれている、

   [お兄様、見てて下さい、私がお兄様に危険な者は近づかせはさせません、]

指先に力が掛かり引き金を引こうとしただが、ある事に気付いた、

   「に、兄様!!!、、、、兄様、なんですね!!!、、、、、、、兄様〜!!!」

少女は銃をその場に捨てると、一目散に走り出し愛しき者の胸に飛び込む、

 無形神「無事だったのか、良かった、怪我とかしてないか?」

無形神は優しい言葉を掛けながらも、胸の中で抱きついてる少女の事を考えていた、

 無形神(「記憶が混乱しているのか、、恐らく『贄の儀』の反動か、
      混乱して、、否、コレはもう『書き変え』に近いな、、、、、、、
      こうなると本当の記憶を取り戻すのは、
      万に一も無い、それならばいっその事、、、」)

 無形神「さあ、縫香、お兄ちゃんと一緒に、ココを抜け出そう、
     ココにいつまでも居ると厄介な事になるからな、」

無形神が荷物を拾い、彼女の手を繋ぎここから出ようとした時、縫香は動こうとしなかった、

 無形神「どうした、縫香?、、、」

 縫香「兄様、、、お願いがあるのですが、」

 無形神「『お願い』?何だ?」

 縫香「その呼び名は何故か聞くと、頭が痛くなるのですよ、ですから兄様、私に別の名前を与えて下さい、」

 無形神「名前か、、、、それなら、、、綾音(あやね)、、、、綾音だ今からこの名前で綾音を呼ぶよ、」

 綾音「綾音、、、、、、うん、、、兄様、、こんなにいい名前を下さってありがとう、」

 無形神「それじゃぁ行こうか、」

 綾音「はいッ、、、、」

二人は歩み出した、彼等はこの後、オオサカの動乱の渦に巻き込まれるとは知らずに、、、、




   フナイ、ワカメ組事務所フナイ支部

 神尾「全滅〜〜!!!、我が部隊が全滅だと、、在り得ませんね〜その報告は本当なんですか?」

 子分「間違いありません、フナイの僧岸地区の裏路地で部下が手配中の男を発見し、
    部隊を派遣したところ全滅の結果に、、、、」

 神尾「これで殺されたのは、20名程ですか、、、コレで例の計画の実行は難しくなりましたね、、、
    しようが無い本家の力を借りるしか無いか、、、不本意ですが、、、あの目狐に連絡を、」



   そのころ悪司は、、、、



 悪司「仲間になれ、」

 情婦「はいッ、」

☆☆ 部下 情婦   ☆☆

新たに奉仕青年団に入団した。

着々と部下を増やしていた、



あとがき

『愛、故に、獣にもなる、』『曇り無き兄妹愛』
その様なコンセプトの元にぬへオリジナルキャラ縫香もとい綾音のキャラ作りを致しました、
詳しい説明等は、追々、わかめ組抗争終了後にキャラ設定にでも記させて頂きます、
次回は本当に原作キャラの出番増やしますので、、、、、、、、、、多分、、、
それではまた、、、、、
「次回、大悪司IF戦記、第6章[けじめを付ける]です、こうご期待、!!